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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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回収?する事が出来た一行は、リーファが御贔屓にしている《すずらん亭》と言う酒場権宿屋へと来ていた。
『さっきの様な事があるなら、も、いい。……もう行く』
と、別れようとしたドラゴだったが……、リーファは引き止めた。この時間帯なら、大丈夫だという事と、そこには離れた個室もあり、問題ないといったのだ。……何処かその仕草が可愛いと思ったリーファだった。
「ね? ここなら大丈夫でしょ?」
「……そうだな。なんだったんだ? さっきのは……」
席に着くと、ため息をしながら げんなりとしていたドラゴ。
この時……昔こんな事があったような気もしないでもなかったが、さっきの事を思い出したくなかったから、と深く考えなかった様だ。
「たはは……」
「皆さん、ドラゴさんの事が好きなのでしょうか?」
ユイがキリトの胸ポケットからひょこっと顔を出してそう聞いていた。
「好き? 今日初めてあったんだぞ? 知らない相手から、そんな事ありえないだろう……」
「あ、それもそうですが、さっきの人たちを見てたら そう思いまして」
「あはは、珍しかった、って事もあると思うよ。本当にぱっとしない男ばっかりだし。……それにしても本当にすごいね? このナビゲート・ピクシー。……そんな事まで判るんだ」
ある程度の感情の機微にまで話に加わってくるユイを見て目を丸くさせるリーファ。
「あ、ああ。こいつはちょっと変なんだよ」
キリトは、慌ててユイを胸ポケットに押し込んだ。
ユイは、厳密にはナビゲート・ピクシーとは少し違うし、あまり触れて欲しくない事だからだ。
「まっ、良いわ。それより改めて……」
リーファは、注文した死なじなをテーブルの上に並べると、不思議な緑色のワインをそれぞれに配る。そして、ワイングラスを手に持ち。
「助けてくれてありがとね? 2人とも」
グラスをかちん、と合わせてそういった。
こういった事に慣れてないのだろうか、少しぎこちない仕草のドラゴだったが、キリトとリーファに習い、少し遅れてグラスを合わせた。
「ま、成り行きだったしな?」
「それを言えば、オレなんか突然あの場所に落とされてあの場面に遭遇したんだ。……それを考えたら、運営側に文句を言いたい気分だよ」
2人は苦笑いをしながらそう言う。キリトは自分と似たようなモノだったのか、と一瞬思った。
こんなバグもまたありえるのだろうと、何処かで納得したようだ。
普通は有り得ない。……だけど、これまでにVRMMOで様々な体験をしていたキリトには、そこまで深くは考えなかった様だ。
「へー、それも珍しいよ? スプリガンのキリト君は迷ってきたって言ってたけど、それに負けないくらい。まぁ、その容姿、フェンリル、だっけ
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