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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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人集りが生まれていた。
さっきまでは、レコンと色々と話したりしてて、気付かなかったが、主に女性プレイヤーが輪を作っているのだ。
「ねーねー、君、NPCじゃないんだよね?シルフでも無さそうだし……見た事ないね〜。なんでシルフ領にいるの? って言うよりどこから来たの?? 種族はなーに?」
「わぁ、そのアバター可愛い! ちょっと一緒にお茶しない??」
「銀髪って、珍しいよね……、何だかクールって感じっ! わっ お顔も綺麗ーっ!」
ドラゴを囲っているのはシルフの女の子達。
このシルフ領土では、アイドルの様な男プレイヤーはいない。寧ろ逆であり、リーファの様な可愛い女の子プレイヤーに寄ってくる男達が多いのだ。……レコンは顔見知りっぽいけど、完全に後者位置だと言えるだろう。そんな中、あのドラゴの姿を見て、興味がわいた様で人だかりが出来た様だ。おまけに、種族が判らない事もそれに拍車を掛けている。
話が通じる以上は、NPCじゃないから。
「あの……ちょっと悪いけど、先約あるし、そこ通して……」
強くいう訳でもなく、穏便にとしているのだけど……、中々解放されずに もみくちゃされてる寸前のドラゴ。相手が女の子だという事もあり、蹴散らすわけにもいかないし、何よりここはシルフ領だから相手にダメージは通らないからそもそも無理だ。キリトも、手助けをしようか、と思ったのだが 気づいた時には囲まれてたので、リーファを頼りにしようとしたのだ。
「あはは……ま、確かに、うちにぱっとする男の子っていないからねぇ……」
ため息をしながらも、助け舟を出すリーファだった。
(……そう言えば、あの時のアイツもこんな感じだったよな)
遠い記憶の様に今のドラゴとあの男を重ねて見るキリト。確かに彼のことは気になるし、今も引っかかりが取れないのも事実。あの時だって、リーファとの話が終わったら自身の素性を明かし、本当に言おうかと決意を持とうとしたが……、やはり、怖くなったと言う事もあり、言えなかったし、聞けなかった。
……ユイが思っていた事は、間違いではなかったのだ。
それに、キリトにはまだやらないといけない事がある。
どうしても、やらなければならない事がある。それが、この世界に降り立った最大の理由。
《アスナ》を助ける為に、ここに来たのだから。
その事が頭の中を過る。
ドラゴの件は、100%だと確信を持てない以上は……、今はアスナに集中しようと、キリトの中で決め直した。
(……アスナ。……そしてリュウキ、いや、隼人。お前のことも絶対に見つけてやる。玲奈にはお前が必要なんだから)
まだ見ぬ親友に向かってキリトはそう思い馳せていた。
そして、その後。
何とかドラゴを
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