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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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プレイヤーなのは間違いないよ。それに、こっちのスプリガンの人の件だけどね……、あたしもちょっと最初は疑ったけど、スパイって感じが全くないよ。だって、天然ボケが入りすぎてるから」
「って、ひでぇ! オレだけ何でそんな辛口??」
「えー、言わないと、わかんないかな?わかんないのかなっ?」
「う゛……」
リーファは、いやに笑顔で指をさしながらそう言う。
その先には、苦笑いをしていたが、街が気になる様で色々と観察をしているドラゴの姿。やっぱり、妙にクールだから キリトの方が子供っぽくおもえてしまうのは無理もないことだろう。
そんなやり取りも目を丸くしていたレコンだったが、とりあえずリーファが2人のことを大丈夫という以上は、多分大丈夫なんだろうと、この件は終わらせて、本題に入る為咳払いをした。
「リーファちゃん。シグルドたちは先に《水仙館》で席とってるから、分配はそこでやろうって」
「あ、そっか……ん〜〜」
このゲームでPK推奨とされる由縁、それは、もし敵プレイヤーに殺されたら、持っている非装備のアイテム30%をランダムで奪われてしまうと言うシステムにあった。
勿論、奪われる事を阻止する為にも様々な方法があり、勝つ・逃げるを除けば保険枠と言うものがある。もしも殺された場合、奪われずに指定したプレイヤーに自動的に転送されると言う仕組みだ。
今回は、腕もシルフ領では上位であるリーファがその保険枠となっていた為、しつこくあのサラマンダーの連中に狙われたと言う理由もある。
……狩りが終わった後、このレコンとの練習に付き合ったおかげで、あの連中に見つかったと言う最大?の理由もあるが、それはとりあえず置いとこう。レコンは死んだが自分はキリトやドラゴのおかげで逃げる事が出来たから。
兎も角、今回の狩りの稼ぎは全てリーファが持っている為、それの分配を馴染みの店でしよう、と言うのがレコンの話だ。
「あたし、今日の分配はいいわ。スキルに合ったアイテムもなかったし、あんたに預けるから4人で分けて」
「へ……? リーファちゃんは来ないの?」
「うん。今日助けてくれたお礼に、2人に一杯おごる約束があるしね?そのおかげでもって帰って来れたし」
「………」
先ほどとは多少色合いの異なる警戒心をにじませているレコン。
「ちょっと、妙な勘ぐりしないでよね!」
リーファはレコンのつま先をブーツでこつんと蹴った後、トレードウインドウを出し全てのアイテムを転送した。……最後まで、レコンは納得した様子は無かったものの、リーファは強引に話を切り上げて離れようとしたのだが……。
「あれ? ドラゴ君は?」
「あ、ああ。アイツならあそこに……」
キリトは苦笑いをしながら指をさす。
その指した先には妙な
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