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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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フの女の子がいるから、別に騒いだりはしなかった。そんな中で、話しかけてきた者がいたのだ。
「リーファちゃぁん! 無事だったの!」
声がする方に顔を向けてみると、手をブンブンと振りながら近寄ってくる、黄緑色の髪の少年、シルフが見えた。
「あ、レコン。うん、どうにかねー」
リーファの前で立ち止まったレコンは目を輝かせていた。どうやら、あの戦いの時にやれれてしまった仲間の様だ。そして、リーファも流石に負けてしまうと思っていたらしい。
「すごいや! アレだけの人数から逃げ延びるなんて、さすがはリーファちゃん……って……!!」
今更……と思えなくもないが、リーファのそばに建つ黒衣の人影に気づいて慌てていた。
「なな、す、スプリガンじゃないかっ!? なんで、ここに……!?」
慌てて、飛び退くと、腰に差してあるダガーに手をかけようとする。レコンの行動を見たリーファは、慌てて制した。
「あ、良いのよレコン。さっきの件だけど、この人達が助けてくれたの」
「へ……? 達?」
唖然とするレコン。
そして漸く気づいた様だ。……ここにいるのはスプリガンだけじゃなく、見た事のない容姿の人物がいるのを。
「あー、こいつはレコン。あたしの仲間なんだけどね、丁度、君達と会う前にサラマンダーにやられちゃったんだ」
「成る程、そりゃ助けるのが遅れてしまって悪かった。オレはキリトだ」
「……ドラゴだ」
初対面でも、気さくに話せるキリトと、やっぱり何処か人見知りなドラゴが実に対照的で、リーファは思わず吹きそうになるのを堪えていた。
そして、レコンも、キリトの差し出す右手を握り、ぺこりと頭を下げる。
「あ、どもどもって、いやそうじゃなくって!! 大丈夫なの? リーファちゃん! スパイとかじゃ?? って、この人……何??」
「……俺のことを、何?っていうか?まぁ、仕方がないんだろうけど」
――……キリトへのスパイ疑惑。
それは判らなくもない。
ここ、シルフ領はシルフでなければ、圏内じゃないし、一方的にキルする事も出来る。そんな他種族にとっては、危険地帯としか思えない場所にシルフであるリーファといれば……、何かよからぬ事を企てているのでは?と思っても仕方がないだろう。
レコンはリーファについてはよく知っているから。悪い意味で騙される事だってありえるのだ。《レコン談》
――……この人、何?
……正直、これも無理もない事だ。
最初はNPCだろうか?と思った。でも 何処か違う様子だ、とレコンは感じたようだ。
「え? リーファちゃん、ひょっとして何かのイベント・クエストでも発生させたの??」
「違うって、この人は……あーっと、あたしも上手く説明できないけど、
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