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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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あたしも聞きたかった事だね? どう? さっきからウインドウ見てるけど、判った?」
ドラゴに視線が集中する。
ドラゴは、ウインドウから目を離すと。
「《フェンリル》……だそうだ。随分と妖精とは そぐわないな」
ドラゴは、ウインドウを見ながらそういった。
――……フェンリル。
……北欧神話に登場する銀狼。
普通の狼だったのだが、次第に力をつけて神々にも慄くほどになり、災いをもたらすと予言されたこともあって、主神の命により封印……。とあまり良いイメージではない。
「どちらかと言えば、敵側になりそうな種族……と言うか妖精だな。リーファが知らないとなれば、オレだけみたいだが……」
「あははー、みたいだね? ひょっとして、間違えて敵キャラに設定さちゃった……、とか?」
「敵キャラか。って事は、なるほど!なぞは解けた。ドラゴもAIか! NPCか! だから、あんなに飛行出来たんじゃないのか?」
「そんな訳あるか、アホ。……まぁ、証拠を出すつもりはないが、一応違うとだけ言っておく。リアルの情報を提示するわけにもいかないからな」
ドラゴはため息を吐きつつも、証明の仕様も難しいから、そう言っていた。
何を言っても、敵キャラが、こうやって各種族に入り込む仕様にする為に、プレイヤーと変わらないウインドウを用意したり、と出来る。だから、本当に証明しようと思ったら、現実で会う以外は無いだろう。
ネットゲームで、それはタブーだから、文字通り不可能だ。
「ま、そこまではしないって。言ってみただけ言ってみただけ」
キリトも苦笑いを返した。
「あたしは、フェンリルって言われて、何処かなっとくしたなぁ、容姿……と言うか、その髪の色でさ?綺麗な銀色だしね」
「髪の色って、ある程度は種族の色がありそうだが、簡単にカスタマイズ出来るんじゃないか……?出来る範囲でなら」
「ま、まぁ、そうだけどさ?いきなり空から降ってきたんだし。この世界じゃ飛べるから珍しくもない気はするけど、容姿が見た事なかったもんね。だから、なっとく出来たんだ」
リーファも笑っている。
種族もはっきりして、一通りした後。
このシルフの街の話題に移った。リーファにとっては、見慣れて、住み慣れているホームタウンだけど、2人は初見だ。
この街、スイルベーンは、別名《翡翠の都》と呼ばれている。
華奢な尖塔郡が空中回廊で、複雑に繋がり合って構成されている街並みは色合いの差こそあれ、皆艷やかなジェイドグリーンに輝いている。……飛んでいる最中にも思った事だが、幻想的の一言に尽きる。
そんな時だった。
街並みに行き交う人たちは、やはりスプリガンがいるから、何事かと目を向けている者達はいたが、隣にシル
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