暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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…でも、この悔しい感じはやはり懐かしく思える。

 なんで……だろうか。
 どう見てもドラゴがリュウキにしか見る事が出来ないんだ。だけど……、ユイの言うとおり、もし間違いなければ リュウキであれば知らないふりをするのは有り得ない。あの場所で固く交わした約束を、忘れている筈が無い。

――……あの燃えるような朱い空の下で交わした約束を……。


「ったく……敵わないなドラゴには」
「何言ってるんだよ。……別にまだ何も競ってないだろ」

 苦笑いをしている2人を見てリーファも混ざる。

「ま、キリト君が激突しちゃったのは、調子に乗りすぎって言うのが原因だよねー、一番の! やっぱり、冷静さは、持っておかないとさ? 常に冷静(クール)で有れ! ってね。でも、それにしてもよく生きてたねぇ。あたし、絶対に死んだ。って思った」
「って、リーファ! それも あんまりだろっ!?」
「衝撃映像だったからな。無理もない」
「コラァっ! ドラゴまで!!」

 あの最高速度のまま、減速することのないまま壁面に激突していたのだ。
 
 おまけに、ここはシルフ領。

 スプリガンであるキリトにとっては、圏内ではない為、ダメージは勿論通る。なのに、キリトのHPバーはまだ半分以上残っている。運がいいのか、受身がそれなりに上手いのか。

(本当に謎の多い初心者だよね……。ま、あの速度で、涼しい顔でライディングに成功して、隣に立ってるドラゴ君も、そうだけどさ)

 とりあえず、半損しているキリトのHPを回復させようとリーファは右手を向けてかざした。

「まぁまぁ、回復してあげるからさ」

 リーファの周囲に、この世界の言語であろう、奇妙な形をした文字が踊るように周囲を回る。無数の文字、リーファが唱える度に、文字が光、形を成していく。そして回復スペルを唱えると、青く光る雫が手のひらから放たれ、キリトに降り注いだ。

「おっ! 凄い。これが魔法か……」

 興味津々、という風に、キリトが自分の体を見回した。降り注ぐ光は、本当に安らぎを与えてくれているかの様にも感じる。

「高位の治癒魔法はウンディーネじゃないと中々使えないけどね?やっぱり、回復な方は必須スペルだから、君達も覚えておいたほうがいいよ」
「へぇ、種族によって魔法の得手不得手があるんだな。……ん、なら、スプリガンはどうなんだ?」
「トレジャーハント関連、それに幻惑魔法かな? どっちも先頭には不向きだから、このゲームじゃ不人気種族No.1なんだよね」
「うへぇ…、やっぱり下調べは大事だな……っと」

 キリトは、視線をドラゴに向けた。
 どうやら、ドラゴはウインドウを見ている様だ。

「ドラゴの種族は、何だか判ったのか? そう言えば」
「ん〜、それは
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