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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第124話 貴方は誰?
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イの仕方は全く問題ないだろう。
先ほどの装備からは恐らくは熟練者の位置にいるであろう男達を手玉にとって一蹴したんだから。だから、リーファはこの世界の成り立ち、そして目的を簡単にではあるがレクチャーしていた。
「……成程。あの世界樹に。在り来たりな通り名だが色々と面倒そうだな」
ドラゴは、この世界の何処にいても視界に捉えられる大きさの巨大な樹木を見ながらそう呟く。
あの樹の頂上に登ること。 それがこのALOのグランド・クエストだと言う事。
ただ……それが難しい。
鬼神の様に強く無限と感じる程の数のガーディアンが守護しているとの事だった。今だに攻略の糸口も見つけられてないと言う事。こう言うタイプのRPGでは、そう簡単にはクリア出来ないのが相場だ。
初期段階からゴールが明確に存在し、そこに行く事事態はそこまで難しくない以上は。
……ゴールする為の試練が難関だと言う事が。
「そっ、ほんっと まるで理不尽なんだから。ガーディアンが飛んでくる量も量だし。攻撃してくるのだって近距離・遠距離……バランスよく攻めてくる。 こっちが離れて魔法をしようにも距離つめられてグサリ。それならばと接近戦したところで……、今度は放たれた弓やら魔法やらであっさり……、ここまで来たら、やるだけ無駄って感じになってる」
リーファは肩を落としながらそう答えていた。
「何か重要なクエストを逃している可能性が高いな……、フラグを立てていないとか」
ドラゴは腕を組みそう考える。
「熟練者達が誰も到達できない以上はその可能性が濃厚だろう。或いはキーアイテムの存在も捨てがたい。重要クエスト以外にもな」
「ドラゴ君、解ってるじゃん。多分それアタリ!だから、皆、躍起になって探ってるよ」
リーファも頷いていた。
そうこうしている内に、キリトは何とか止まる事ができて、ユイと共にこちらへと戻ってきていた。
その後、暫くキリトは飛行訓練を続ける。
その訓練に付き合っていたリーファはずっと無軌道に飛び回るキリトの襟首を捕まえつつフォローをし、随意飛行のコツを伝授した。キリトは、初心者にしては中々筋が良い方らしく、10分ほどのレクチャーでどうにか自由に飛べるようになっていた。
「おお……、これは……これはいいな!」
キリトは、浅海やループを繰り返しながら大声で叫んでいた。拳も突き上げている様だ。ドラゴは、ややため息を吐いていたが。
「はしゃぎ過ぎだ……、と言いたい所だが、これは素直に同意だな」
ホバリングをしながらキリトの練習風景を見ていたリュウキはそう言っていた。
「そ〜でしょ!」
リーファも笑いながら返す。でも、……リーファは他にも思った事もある。それは隣にいるドラゴ
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