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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第124話 貴方は誰?
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そんな時、リーファが声をかけた。
「……え?」
男は、リーファの方を、辛うじて見る事が出来た。
まだ、少々頭は痛いが、それを悟らせ無いように出来たようだ。
「キミだよ、キミ。名前は? 出来れば一体なんの種族なのかも教えてくれたら嬉しいんだけど?」
リーファは、そう聞いていた。リーファにとって、今回の最大級の疑問点の1つ。異常な戦闘能力の高さと対を成す疑問。目の前の男の正体だった。
「……ん。オレか。それはオレも聞きたい所なのだがな……。先ほど言ったように、ゲーム初期設定の際、突然ここに飛ばされたんだ。だから、その種族?は決めれていない」
腕を組みながらそう答える。
そして、傍にあった池の水面を見て自分の容姿を確認。
「どんな種族があるのかは、解らないが。オレとしては今の容姿の方が良いな。……銀と白は好きな色だ」
男は、髪の毛を、指先で、摘み 髪を梳く様に触りながらそう答えた。
「……はは。アンタ、女の子?? その容姿も随分と童顔っぽいし〜。髪を触っている仕草をみたら、勘違いしちゃうよ〜?」
「ッ……。オレは男だ」
リーファがそう言うと、銀色の男は、すねてしまったように ぷいっ!っとリーファから視線を外した。そんな姿を見てしまえば、ますます笑いを誘う。
「あははっ! ゴメンゴメン、冗談だよ? それで、名前は?」
リーファは楽しそうに笑みを零すとそう聞く。
「……ドラゴ、だ」
彼は、まだちょっと拗ねてたけれど……、とりあえず返せれていた。
「んじゃあ、ヨロシクね? ドラゴ君にキリト君?」
「ああ」
「……ああ、よろしく」
3人は自己紹介を済ませ頷きあっていた。
自己紹介をしていた時こそ、平静を保っていたキリトだったが、もうそうは言っていられなくなっていた。
「……ッ、……これ、は……。そん、な……」
キリトは違和感があったからだ。
あの男………≪ドラゴ≫について。
今ドラゴは、リーファに色々と聞いている。その後姿……横姿。
――……何故だろうか?
見れば見るほど違和感が……拭えない。《彼》の輪郭がぼやけてきて……アイツの姿に被って見えてしまう。その容姿自体は、≪アレ≫とは違うゲームだから、違うのは当然だろう。この≪ALO≫でのアバター設定はシステムが自動的に設定するのだから。
だが……、何度見ても……どう感じても……この雰囲気はやっぱり……。
「ぱぱ……」
この時、ポケットからユイがキリトの顔を覗き込んでいた。
「……パパも想ったと思います。あの人……、≪お兄さん≫にそっくりです」
ユイがはっきりと自分が思っている疑問を口に出していた。
ユ
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