第4巻後編
夏休み最後での過ごし方
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れる事よりも正解者だけでなく製作者にも得点が入るというルールなのでセシリアとシャルにも得点が入った。箒が作ったのは井戸だったが、シャルの質問が上手かったので正解していた。簪はセシリアとシャルが分かるような武装だったのだが、問題はラウラのみとなっていた。セシリアのはシャルが答えたイギリスだった。
「それはビルよりも小さいのか?」
「いや巨大だ」
「自然的なものなの?」
「イエスだ」
残りはラウラのだけだったので、とにかく質問していったが、そろそろ時間になったのでお試しゲームが終了となった。で、答えを聞いたが呆れていたが正解は山だそうだが、エベレストに特定しないと分からない。エベレスト以外にこうした尖った山なんてあるのか?ラウラだけが減点となったので、これから鈴と俺が加わってやる事となったが、俺は大人なので逆に答える側となった。
「まあ確かに俺が大人だし、知識や情報などは多くあるからな。作り手よりも正解者としてなら、面白そうだな」
と言いつつもわいわいと賑やかにしていたら、時刻が十六時頃になっていた所で唐突な予想外な人物がやって来た事を報せたゼロだった。ただしこれに関してはプライベート・チャネルみたいなので、セシリアとシャルと簪のみ知らせたのだった。
「何だ、賑やかだと思ったらお前達か」
織斑千冬で、入学当初は弟だったはずなのに今では兄として格上げしたにも関わらず、いつも通り自然的に会話をしたのだった。ちなみに私服姿は白いワイシャツにジーパンと言う行動的な人柄をよく表しているそれで、服の下では黒いタンクトップが豊満な胸を窮屈そうに押し込めていた。
「千冬お帰り」
「ただいま。それより聞いたぞ、一夏とオルコットとデュノアに更識。一夏ら三人は一段上へと昇進したそうだな。そして更識は夏休みの間に国連軍ブラック・シャーク隊に入隊したと聞いたぞ」
『ありがとうございます千冬さん』
俺はすぐに立ち上がってから、昇進した事を思い出すかのように祝った千冬だった。セシリア達三人は素直に一礼をしてから、千冬の鞄を受け取った。兄になったとしても、いつも家でやる事は変わりなかった。
「昼は食べたと聞いたが、お茶でも飲むか?熱いのと冷たいの、どっちがいい?千冬」
「そうだな。外から戻ったばかりであるから、冷たいのでも・・・・」
と、そこまで言ってから千冬はふと気付く。教え子のどうにも圧迫された雰囲気と俺がいつも通りに接している事で、羨ましそうに眺める視線だった。
「・・・・あー、一夏。冷たい飲み物を私の自室まで持ってきてくれ。そしたらすぐにまた出る予定があったんでな」
「そうか。・・・・なら俺が作ったかき氷かアイスかコーヒーゼリーを作っていたのだが、それならしょうがない」
「
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