第4巻後編
夏休み最後での過ごし方
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とポイントが入らないんだ、適度に分かる分からない程度に作らないとな。それと質問次第で答えに当たりをつけていき、質問で埋めれば大丈夫だ。造形よりも質問形式でこのゲームの鍵ともなり得る事なのさ」
経験者である鈴と俺は説明役をする事になったので、残りの女子達でゲームが始まった。粘土をこねてから作り出すが、意外と難しい。全員が出来た事でシャルからサイコロを振り、ゲームが開始された。箒が質問者となったので、まずラウラの粘土に対して質問する事となった。
「ちなみに回答は『はい』『いいえ』『分からない』よ。『いいえ』を出されるまで質問出来るから、最初は大分類で始めるとお得ね」
鈴の説明を聞きながら、ふむふむと頷く箒だった。そして再度、ラウラの粘土を見るが静かな威圧を放っているかのような円錐状の何かであった。実際ラウラと俺以外の全員が『あれは何だ?』と気になっていた。
「それは地上にあるものなのか?」
「うむ」
「よし・・・・。では、それは人間よりも大きいか?」
「そうだ」
という事は、道具の類ではない。しかし、人間より大きいというとかなり限定されてしまいそうであるが、俺には心眼や心の声を聞く事が可能なんですぐに理解をした。
「それは都会にあるのものなのか?」
「どちらとも言えないな。あると言えばあるが、無いと言えば無い」
「では人間が作ったものか?」
「ノーだ」
「はい、質問終了。箒はこのまま回答も出来るけど、する?」
「う、うむ。そうだな。外しても失点は無いようだし、答えよう」
質問で出た答えによって、更に全員が頭を悩ませていた。特にほぼ全員が東京タワーだと思っていたのだが、最後の答えがノーだった為に更に混乱を増す事となった。正式なルールの場合だと紙に書いて製作者だけが見るんだけど、今回はあくまでお試しゲームとなっているので回答情報を共有するルール変更となった。
「じゃ、答えをどうぞ」
「油田だ!」
物体を指して箒が答えるが、ラウラが『違う』と言ったのでがくっと項垂れていた。俺を含めた全員が『何故油田?』と箒の回答に、疑問符を浮かべていたのだった。そんなこんなでゲームは進み、中盤を過ぎてからそろそろ終盤へと入る。
「そろそろ正解しないと、当てられた人も得点入らないわよ」
ちなみにシャルが作ったのは、本来なら馬であるがここでは器用に作った黒鐵の頭部を作ったのだった。器用に作ったので、なかなか当てられなかったがセシリアが当てたので点数が入った。箒・鈴・ラウラだと何の頭部なのか理解不能だったが、俺のISの頭部はどんなのだ?と言ったら納得したんだった。進行時点での正解による得点がバルバロッサの特徴であり、ベストなのは言えば分かる造形である。
中盤で正解さ
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