第4巻後編
夏休み最後での過ごし方
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れはどういう風に使いますの?」
「それはだな『私に任せて』じゃあ簪に任せる」
真剣な顔をしていたが、異性と共に行動をしている時点で嬉しい限りだった三人だった。だがそれをその他三人は眺めていた。
「(なぜいつもアイツらに指示が出せるのだ)」
「(あーうー、完全に出遅れたけど・・・・セシリア達からじゃなくて一夏からだとは)」
「(流石はブラック・シャークの精鋭隊員だな・・・・それにしてもセシリアとシャルロットは中佐だが、簪は私と同少佐なのだろうか?)」
セシリア達が手伝ったお陰で、後片付けからお茶の用意までを全て連携しつつ進んでいた。そんで十五分後には全員がテーブルでくつろいでいたが、マイは相変わらず俺の肩上に座っていた。例え洗い物や料理をしていても、マイは肩から落ちないで済む程なバランス能力を持っているので心配はしていない。
「それで?この後はどうするんだ・・・・生憎とウチは余り皆で遊べるモノはないぞ」
「まー、そう言うだろうと思って、あたしが用意してきてあげたわよ。はい」
鈴が寄越した紙袋には、トランプから花札、モノポリーに人生ゲーム、その他様々なカードゲームとボードゲームが溢れていた。そう言えば鈴はこう言うボードゲームとかは勝てる自信があったからか、逆にテレビゲームに無茶苦茶弱いと言う裏返しでもあった。
これで遊ぶとして、何で遊ぶかを選んでいる間に俺は簪と一緒にポータブルゲームをしていた。簪はこういうゲームよりも、こちらのゲームの方がやりがいがある。
「あら、日本のゲーム以外もありますのね」
「あ、これやった事ある。材木買うゲームだったよね」
「ほう、これが日本の絵札遊びか。なかなかにミヤビだな。来年にでも帰国する時に、部隊に土産として買って行くとしよう」
「私は将棋がいいのだが、あれは二人でしか出来ないしな。・・・・ところで一夏と簪は一体何をしているのだ?」
わいわいのと色んなゲームを前に女子ズが盛り上がるが、そんな光景を興味無さげにして格ゲーをしていただが鈴は昔から盛り上げるのが得意な方だ。格ゲーと言っても武装神姫を相手にするのではなく、机があればどこでも出来る電子コントローラーで熱中していた所を箒が聞いてきたので手を止めてた。俺と簪も加わってやるゲームならと言って取り出したのは、バルバロッサと言う名のゲームだった。
「ほう、我がドイツのゲームだな」
ドイツ国旗を見つけたので、ラウラが腕組みしながら嬉しそうにしていた。
「それで?これはどういうゲームなの?」
「このカラー粘土で何かを作って当てていくゲームよ。質問とかしてもいい訳」
「要するに作る人間の技量にも左右される事ではなく、上手く作り過ぎてもすぐに正解されてしまうからな。それだ
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