第4巻後編
夏休み最後での過ごし方
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廃棄してから、大人用ベッドへと買い換えた事でよく眠れる。
「このインターホンと外からの気配は・・・・箒達が来た訳だから、移動するぞ」
そうして移動後、インターホンを何度も鳴らしたので俺は空間からハリセンで叩いてからドアを開けた。
「やかしいぞ!誰だ・・・・何だお前らか」
「お前らか、という事は一夏は最初から私らが来る事を予見していたのか」
ラウラがそう言った後に、玄関にいたセシリア達を見て固まった。二人だけならともかくとして、簪までもが俺の家に居た事に驚いていた。そしてハリセンのダメージが無くなった事で、家に上がった六人の少女達だった。
「というかセシリアとシャルならまだ分かると思うが、簪も国連軍所属となったから自動的にここにいんだよ。それに俺が一日休暇という情報をリークしたのはわざとだ」
「通りで情報があった訳ですか。それにしてもまさか簪までもが、国連軍所属とは。驚きです」
昼食のそばを作ってから、六人共そばをすすりながらラウラだけは簡単な敬語となっていた。箒と鈴はいくら今はプライベートでも、相手は国連軍少将という偉い人物だと知らされたのか。まあ俺としては来るのを予知していたから、別に驚く必要性は無い。午後の予定を聞くと、家の中で過ごすと言う事で何らかのゲームでもあるかなと思い自室へと戻ったのだが、三人の心中は乱れていた。
「(わざわざ一夏が帰省している日を狙って来たのだ)」
「(それなのにそれは罠だったなんて・・・・それよりまさか簪までもが一夏と同じ軍属になっちゃうなんて)」
「(織斑教官が暮らしていた家としても、興味があるが今は一夏の知らない情報を知る事が第一優先事項なのかもしれん)」
この三人はそう心の声を発していたが、セシリアとシャルに簪は箒達の心の声を念話のようにして響かせたので三人は納得したような面持ちだった。そして戻ってくる俺だったが、武装神姫の一人であるマイを肩に乗せていた。マイは主に戦闘が好きな武装神姫なので、マスターの警護という形で乗せていた。
「さてと、お茶でも入れるとするか。セシリアにシャルと簪、食べ終わったのなら手伝ってくれないか?」
『了解』
そう告げたらさらりと立ち上がってから、俺とシャルで食べ終わった蕎麦や皿を持ってきて皿洗いをする。セシリアと簪は、指示通りに動いてお茶の用意をする動きを見たのか、危機感を覚えた箒と鈴だったが既に遅しの状態となっていた。ラウラは逆に流石は同じ部隊同士の連携に関心していたが、俺としては連携ではなくただただ記憶共有者同士なのでやる事を覚えている。
「さっきの皿は食洗機で洗ってしまったが、たまに手洗いでやるのも悪くない。シャルは洗った食器を水ですすいでくれ」
「分かったよ一夏」
「一夏さん。こ
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