第4巻後編
夏休み最後での過ごし方
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だろうから外に出るか・・・・それだと箒達を待つ意味が無いな」
「外は暑いですから、家で一日いる方に一票」
「僕と簪もそれぞれ二票。それに箒達には悪いしね、だったらこの家の内部を知りたいな。例えば一夏の部屋とか」
「俺の部屋か。最近は国連軍の方で色々と揃えているからか、あんまり面白くないと思うがな」
ここにいる女子達は、ISを扱える以外は普通の女の子のはずが軍属なので色々と問題は無いはずだ。上司の部屋を見てみたいというのも興味が沸いたと思うし、これまで一緒に生活してきたからか興味ぐらいはあるだろう。なので俺の部屋へと案内する事となったので、立ち上がると同時に使った食器を全て台所にある食洗機に入れてから俺の後を付いて来る。
普通の住宅に見えるが、ちょっとした豪邸みたいな感じになっているからなのか。ここは三階建てとなっていて、屋上はいつでも鍛錬出来るように改造した。今頃俺の部屋では、武装神姫であるアン達が色々と仕事をしていると思う。
移動も階段ではなく、エレベーターで二階に移動してからセシリアとシャルはそれぞれの実家を思い出していた。セシリアの実家よりも狭いし、シャルのだとマンションだから移動は歩きだけで済む。
「ここが俺の部屋だが、あっちには行くなよ?千冬の部屋なので、基本的に勝手に入る事を許されているのはハウスキーパーと俺だけだからな」
「ああ・・・・だから一夏がいなくとも綺麗に掃除されているのですね。それにしてもハウスキーパーを雇っているという事は初耳でしてよ」
「織斑先生もここで暮らしているとはいえ、一夏は弟から兄に格上げされたから呼び捨てなんだね」
「二人共、臨海学校の時に織斑先生と箒・鈴・ラウラと一緒に話していたけど、結局何だったの?」
「あの時俺は席を外していたが、俺の事をどう思うかを聞いてきたそうだ。箒らは自分の想いを言ったらしいが、セシリアとシャルが俺には妻がいると言うのを暴露したらしい。だから三人共ポカーンとしていて、その後絶叫していたそうな」
立ち話もいいが俺の部屋を見せる事だったので、ドアを開けてからセシリア達を部屋に入れた。そしたらちょうど部屋の掃除やら俺の服を畳んでいたアン達を見てから、邪魔しない様にして見ていた。広い部屋ではないが、普通に住んでいる自室については男性独特の匂いがしていた。
「セシリアさんにシャルロットさんと簪さんですか。マスターの部屋を見てどう思いましたか?」
アンが代表として言ってきて三人共同時にこう答えた。
『綺麗に整頓されているし、汚れとか一切ないのが一夏らしい』
椅子が一個しかないので、しばらく三人は俺が使っているベッドへと座っていた。その間、アン達は仕事をしていたが不意にインターホンが聞こえた。あと弟の時のベッドは
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