影送り
[8]前話 [2]次話
どこまでも広がる青空
雲さえも寄せ付けない陽射し
真夏の熱気にあてられて
白昼夢の中に君を見る…
寄り添う影もない…
淋しさに色褪せた
夏の暑い昼下り
どんな時でも気掛かりで
何をしてても想ってしまい
こんな自分に嫌気が差して…
空に写した奇しき影よ
愛しい人は…見えますか?
叶わぬ恋に溜め息を
吐いては今日も…影送り
辻褄の合わない世界
意味を求めて彷徨い歩く
蝉時雨は檻のように
時の中へと閉じ込めてゆく…
想いは幾重にも…
募っては責め立てる
どうして生きているのかと
傾きかけた太陽は
想う影まで棚引かせ
君だけを強く思い出させた…
空に掲げた現の幻
恋しい君よ…見えますか?
届かぬ心は切なさを
詰めては今日も…影送り
どこまでも続く青い空
寄り添う影も見当たらず
僕は一人…意味を求めてゆくの…?
空に描いた想いの形
愛しい君は…見えますか?
いつも祈るは君のコト
淋しく明日も…影送り
空に写した奇しき影よ
愛しい人は…見えますか?
叶わぬ恋に溜め息を
吐いては今日も…影送り
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ