暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico30剣槍エヴェストルム・アルタ〜Rebirth of the Sacred device〜
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えずこれまで学んできた知識、得てきた技術を伝えた。
ストレージデバイスくらいのプログラミングなら出来るようにはなってきたけど、インテリジェントデバイスになるとまだまだ。アームドデバイスはストレージに近いこともあって少々。早い話が一から完成までの製作に関わるような事はしたことがないから、デバイスマイスターとしてはまだまだ半人前だということを伝えた。
「そうか。・・・ドクター、俺に1つ提案があるんだけど」
「聴こう。まぁ、すずか君に話を振った時点で察してはいるがね」
ルシル君とドクターが私を見た。なんだろう。すごく大変な事になっちゃうような予感がひしひしと。その不安は見事に的中。ルシル君は「すずか。君がエヴェストルムを作ってくれないか?」なんて言ってきた。
「え?・・・ええええーーーー!? む、無理、無理だよ! わ、私、デバイス製作なんて! しかもルシル君のエヴェストルムを!? ダメ、それはダメな気がする!」
私は断ろうと必死で試みる。ルシル君のデバイスを私が製作する。それはあまりにも無茶で、無謀で、無理難題。まともにデバイス製作をしたことないのに、いきなり友達のデバイスを製作するなんてとんでもないプレッシャーだよ。
しかも使用者はルシル君だというのが余計なプレッシャー。下手なデバイスなんか作って、シュヴァリエルさんのような強敵と戦ってるその時にシステム不全なんか起こしたら、今度こそルシル君が死んじゃうかもしれない。そう考えると、とても恐ろしい。
「大丈夫だろう。ドクター、すずかのサポートをお願い出来るか?」
「ああ、任せてくれたまえ。私はもちろん娘たち、それに加えマリエル技官にもサポートに入ってもらおう。このサポート体制なら問題はないだろう」
「そういうわけだ、すずか。頼まれてく――」
「そ、それでも無理! 私抜きの方が絶対いいよ、ルシル君!」
ドクター達とマリーさんだけで十分すぎるのに、私のような半人前が入るなんてイレギュラー過ぎるよ。私の存在はプラスどころかマイナス要因になる。しかも私がサポートじゃなくてドクター達がサポート。頭がおかしくなりそうな構図だよ。
「すずか。君の夢はなんだ」
「え・・・?」
「君の、夢は、なんだ?」
「私の夢は・・・」
デバイスマイスター。管理局員のデバイスを管理・製作できる技術者資格。私はデバイスマイスターになって、いつかは私の大切なパートナー・“スノーホワイト”や、なのはちゃん達のパートナーを看ることが出来たらいいな、って。
「デバイス・・・マイスター・・・」
「そうだったよな。なぁ、すずか。その夢への一歩は、まずは実際に製作に一から最後まで、しっかりと関わることだと俺は思う。見て聴いて学ぶ。それも大事だろうけど、実際に
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