暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico30剣槍エヴェストルム・アルタ〜Rebirth of the Sacred device〜
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る。シャルもアリシアも日本のアニメや漫画が好きだって言うし。
ちなみにセレスが本局に行ってる理由は、先のクラナガンの悪夢で、ハート2との戦闘で破壊されたデバイスの修理を見守るために本局に居る。より堅く、鋭く、強く、どんなリンドヴルムが来ても二度とへし折られないようにするために。

「あの、先に読ませていただいてもよろしいですか?」

「お、おう」

そして超がいくつ付いてもおかしくない真面目なベッキーですら少女漫画の虜。ヴィータから許可を貰ったベッキーは「では早速♪」雑誌を手にリビングのソファへ。ルシルがすかさずお茶の用意を始めた。どういうわけかルシルはベッキーに対しての敬意が一段と高い気がするのよね。ルミナとセレスにはそこそこなんだけど。

「ベッキー先輩。お茶です」

「あ、わざわざありがとうございます、ルシルさん」

3つのL字型ソファに囲まれたリビングテーブルから戻って来たルシルが「すずか。そろそろ出られるか?」って確認すると、「うん。私はいつでもいいよ」すずかも準備万端だって答える。2人の格好は局の制服。これから2人は本局へ行くからね。

「僕も一緒に行く! すずか、行くからね!」

「えっと、ルシル君。ジョン君も一緒で良いかな?」

「ダメだと言っても聴かないだろ、ジョンは」

「そういうこと♪ 判ってるじゃないか、ルシル!」

「ルミナ〜! ジョンが本局へ行くんだって〜! 付き添いをお願〜い!」

シャルがもう1人のメンバーを名指し。ジョンは変わらずリンドヴルムに狙われる対象だから、ルミナかベッキーかセレスの誰か1人は付き添わないといけない決まり。だったら外出させなきゃ良いって話になるかもだけど、どこに居てもシュヴァリエルやフィレス二尉たちを負かしたハート2クラスのリンドヴルムが来たらアウトだし、何よりルシルの側に居た方が一番の安全だしね。ホント化け物クラスだわ、アイツ。

「判った! 制服に着替えるから少し待ってて!」

「ルミナさん! 私が行きましょうか!」

「いいよ、ベッキー! やる事ないから暇だし!」

ルミナのドタバタと廊下を走る音がしたかと思えば、「やふ〜♪」階段の手すりに座ってすぅーっと滑り降りてきた。ルミナ、この家で一緒に過ごすようになってからと言うものちょっとずつ大雑把になったって言うか何と言うか。まぁ、真面目キャラはベッキーやルシルだけで十分だから、別に気にしてないけど。

「それじゃあ、行こうか。行ってきます」

庭先に設置したトランスポーターへ向かうルシル達に「いってらっしゃい」挨拶。庭先まで付いて行って、トランスポーターに入るルシル達に手を振る。そして、転送されたことでその姿が消える。

「すずかちゃんも、なんて言うか大変な仕事をお願いされ
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