暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
移転先は海軍!?
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珍しいが俺たちにとっては扱いやすいだろ?この基地もグロックやデザートイーグルをハンドガンのメインにしているみたいでこの二丁しか他にないらしくてな」

「う〜んハンマーが少し硬いけどダブルアクションだから問題ないね〜」

「少し射撃場に行くか。流石に不良品では無いと思うが一応な?」

「うん、僕も試し撃ちしておくよ〜」

カチャカチャとハンマーやマガジンを弄る李悠。その姿はいつもの様子に見える。もう、大丈夫だな



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「調子はどうだった?」

「SAAに慣れてるから最初は外したけど慣れれば平気だったよ〜」

「流石だな。トカレフ(これ)は弾道が少し下に落ちてるように感じる。後で調整を頼む」

「分かった〜後で見ておくね〜」

約百発程撃ち今は休憩スペースで銃の使い心地を確認する。ワルサーは命中率の高い自動拳銃である為外すことは殆ど無いがこのトカレフ、まさかのコピー品であり性能は本物よりも大分下回っている。まぁ、調整は明日には終わるし、襲撃が無ければこのトカレフを使うことはないからいいのだが

「さて、そろそろ暗くなってきたから部屋に戻るぞ」

「うん〜帰ろう〜」

「お〜い、そこのアンタら」

「んぁ」

帰ろうと立ち上がった瞬間後ろから声を掛けられる。半身で後ろを見ると軍事服を着崩した柄の悪い男二人がこちらを見ていた。

「その両耳のピアスからしてアンタら貸出兵だろ?」

「…そうですが、何か用ですか?」

俺の耳についている銀のピアスを指を指しながら俺と李悠を交互に見る男。見た目も柄が悪く口も悪い。

「そんな喧嘩腰にならないでくれ…コイツ見た目と言葉遣いが悪いだけだからよ。さて、それは置いておくとして俺達はこの基地の整備兵なんだが中尉の命令でアンタ達の銃を見させてもらってな少し状況を伝えに来ただけなんだ」

「そこまで酷かったか?」

「いや、部品は交換すれば問題ない。俺たちが来たのは塗装の色と付属品(アタッチメント)について聞きに来たんだ」

俺達を宥めようと前に出てきたのは中年顔の男。軍人としてはまだ言葉遣いのいい方だ。さて、塗装の色と付属品(アタッチメント)だったな

「塗装はグリップ以外は全て銀でお願いします。付属品(アタッチメント)は必要ありませんがロングバレルの修復と重量を少し上げてもらえると助かります。李悠貴方はどうします?」

「僕も塗装は同じ銀でいいかな〜 付属品(アタッチメント)は邪魔だから必要ないよ〜」

「ほぉ、回転式拳銃(リボルバー)はわかるが、自動拳銃(ベレッタ)で付属品アタッチメント無しとは珍しいな」

「あまりゴテゴテしたものは苦手でして」

「軽量なものは確かに
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