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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
移転先は海軍!?
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か」

俺の提案にニタリと笑って答える優。何度か専門の整備兵を雇おうとしたが予定変更があることを告げるとすぐに断られてしまっていた。そのため今回もと思ったのだがそれすらも受け入れての移転だったようだ

「それじゃあ〜早速で悪いんだけど〜これ書いてくれる?」

「ん?何だこれ?」

「契約書だよ〜必要事項は書いて置いたからちゃんと内容を見てから「これでいいか?」話はちゃんと最後まで聞かないとダメだよ〜」

李悠の説明を無視し優が紙をこちらに見せてくる。既にサイン欄には優の名前と印鑑が押してある。契約書を読む必要すらないということか

「確かに確認した。後はこれを本拠地に送れば契約完了だ」

「ん?なら俺はまだ専門の整備兵じゃねぇのか?」

「そうだよ〜言うなれば専門整備兵(仮)だね。まぁ、送ればいいだけだからもう専門整備兵でもいいんだけどね〜」

「伝達用ドローンがないから次の任務先まで送ることができないからな。後で、物資と一緒にドローンも送ってもらう」

「おう早めに頼むぜ。流石に(仮)は見っともねぇからな」

それもそうだと笑い合う。さて、次の依頼先までもう少しだし先に物資とドローンの配送を頼むか。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「そろそろ到着だ。荷物纏めておけよー」

「纏めておけと言われても荷物はこれだけなんだがな…」

「お、もしかしてあの島じゃねぇか?」

「んん〜島というよりも大陸じゃないかな〜?」

2日程船に揺られ依頼先のある島が見え始めた。それを見て歓声の声を上げる優に訂正を加える李悠。確かに俺から見ても島というよりも小規模な大陸に見える程の大きさだ。それにしてもこんなところに陸軍基地はあっただろうか?

「さぁ、上陸だ!」

気がつくと既に船は上陸準備に取り掛かっていた。少し考え過ぎていたみたいだ。

「予定通り10時前に到着したな」

「そうだね〜ちゃんと予定通りの時間について安心したよ〜」

「ん?なら、いつももっと遅いのか?」

船を降りながら話していた俺と李悠の会話に疑問を覚えたのか李悠が声をかけてくる。これから先も行動を共にするしちょうどいいから教えておくか。

「あぁ。交通手段の船や飛行機は天候に左右されるのは知ってると思うが、依頼先の地域の降水量が高いと大雨になったり台風になったりして運行が遅れるんだ」

「この辺りは天候が落ち着いてたから余裕を持って到着できたんだよ〜」

「ふぅん…貸出兵も色々と大変なんだな」

感心なさそうに答える優に苦笑いが漏れる。主に依頼を受け、遂行するのは俺と李悠だけだから依頼先に遅れてもあまり関係ないから仕方ないか…

「…見えてきたぞあの赤い壁の場所が
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