笛吹き、呆れる
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と、そんな感じでして。それからはひたすらレヴィちゃんに守られ続けながら進んでジャックさんたちと合流して、今に至ります」
「・・・つまり、また役立たず?」
「うぐっ・・・ま、まあそんな感じ、です・・・」
自覚はあるとはいえ、何ともぐっさりと・・・と思っていたら、いつの間にか僕の後ろにロロちゃんがいない。どうしたんだろうと思って見回してみて。
「ロロ、オマエなぁ・・・迷惑かけてるじゃねえか」
「あう・・・ごめんなさい、パパ・・・」
「いやだから、俺に謝ってどうすんだよ・・・」
「あ、そうだった・・・」
「・・・はぁ・・・」
すぐに納得しました。なるほど、ガロロさんもこちらにいらしたのなら、ロロちゃんが向こうに行くのも当然でしょう。ただ、ガロロさんがふっかいため息をついているのを見ると、どうしていいのか分からなくなります・・・
「さて、それでは話を始めましょうか」
どうしたものかなー、と考えてたらジャックさんがそう全体に声をかけます。この感じですと、元々何か話し合いをする予定だったのでしょうか?うーん・・・
「話、ですか?」
悩んでいても分かりそうにないので、聞いてみることに。
「うん。今後の活動をどうするか、について」
「今後の活動?何かする必要が?」
「実は、結構な問題が発生してたりして・・・ギフトカード出してみて?」
なんでだろうとは思いつつもポケットからギフトカードを取り出して・・・
「・・・なんですか、この変な・・・紋章?」
「ペナルティ宣告、って言うんだって。主催者側から提示された条件を満たすと、招待状とギフトカードに主催者の旗印が刻まれる・・・んだって」
私もジャックに聞いた、と言って春日部さんが契約書類を渡してくれたのでそれを見ることに。
『 ・プレイヤー側ペナルティ条項
・ゲームマスターと交戦した全てのプレイヤーは時間制限を設ける。
・時間制限は十日毎にリセットされ繰り返される。
・ペナルティは“串刺し刑”“磔刑”“焚刑”からランダムに選出。
・解除方法はゲームクリア及び中断された際にのみ適用。
※プレイヤーの死亡は解除条件に含まず、永続的にペナルティが課される。
』
「・・・え、なんですかこれ?」
「私にもよくわからないんだけど、どうにもそう言うことみたい」
「で、でも。僕レティシアさんと戦ってなんて・・・」
「それについては・・・あの巨龍がレティシア、って考えるんだと思う」
なんて無茶苦茶な・・・でも、レヴィちゃんとロロちゃんのギフトカードにも同じものが浮かんでいるのを見ると、そういうことのようだ。
「それで、えっと・・・どうするん、ですか?
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