15部分:第十五章
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は学費の関係でそうそう入られはしないのであるが。
美人といっても色々いる。だが今回失踪した少女達はどれも如何にもといった感じの深窓の令嬢といった外見の少女達ばかりであった。沙耶香が常に狙っているタイプばかりであったのだ。
許しておけないというのはあくまで沙耶香の個人的な感情である。だがこれは依頼でもありやはり行わなくてはならないものであった。そして彼女はそれを忘れてはいなかった。
立ち上がり部屋を後にする。そして今度は髪の毛を数本抜いた。
その髪の毛を床に放つとそれぞれ沙耶香の姿となった。彼女はその分身達に対して言った。
「行きなさい」
分身達はそれに従いそれぞれ学園内に散った。そこで何かを探らせていた。沙耶香は礼拝堂に出てそこから分身達が送る何かを感じているようであった。
「ふん」
今のところは何も感じられはしない。だが暫くして分身の中の一つから何かを送られてきた。
「そこね」
沙耶香は何かを受け取った。そして腕を一閃させた。
それで分身達の気配は消え去った。それを確かめてから礼拝堂を後にする。その際理事長から渡された資料も手に取った。これを放っておくわけにはいかなかったからだ。
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