Another32 勇気の翼
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引いてトリケラモンから距離を取るために走り出した。
しかし体格の違いからか、徐々に距離を詰められていく。
ヒカリ「追いつかれちゃう…」
太一「くそ!!」
トリケラモンと太一達との距離が後僅かというところでグレイモンが追いついてトリケラモンを羽交い締めにした。
太一「あ!!?」
ヒカリ「グレイモン!!」
プロットモン[あんた…]
グレイモン[太一、ヒカリ!!早く逃げるんだ!!]
暴れるトリケラモンを必死に抑えるグレイモンの気持ちを無駄にしない為に太一とヒカリは走り出した。
プロットモン[くっ、デジタルワールドならテイルモンの姿を維持出来たのに…]
まだ身体が現実世界に慣れていないためか、成熟期の状態を維持出来ずに成長期に戻ってしまったプロットモンは唇を噛み締めた。
とうとうトリケラモンを抑えられなくなったグレイモンは弾き飛ばされた。
そしてグレイモンを弾き飛ばしたトリケラモンは太一達を追いかける。
グレイモンもすぐに立ち上がった。
グレイモン[(ブイモン…僕は君みたいに強くもないし、ゴールドブイドラモンみたいな進化が出来るわけでもない。でも君の今までの戦いを見て分かったことがあるんだ。男なら、例え負けると分かっていても戦わなきゃいけない時があるって…!!それが今、この時だって!!!)]
そして行き止まりにぶつかり、とうとう追い詰められるが、太一はヒカリの前に出てトリケラモンを睨んだ。
太一「ヒカリには手を出させないからな!!」
後ろにいる世界でたった1人の妹を守るために勇気を振り絞る。
太一「俺は逃げない…絶対に!!」
グレイモン[太一の勇気が…僕の中に流れ込んでくる…!!]
紋章からオレンジ色の輝きが放たれた。
グレイモン[グレイモン超進化!メタルグレイモン!!]
太一の正しい勇気により、とうとう進化を遂げたグレイモンの正当進化系、メタルグレイモン。
敵の変化に唸り声を上げるトリケラモンだが、メタルグレイモンは油断なく左腕のトライデントアームを構えた。
トリケラモンがメタルグレイモンに頭部を向けて駆け出した。
必殺技のトライホーンアタックだ。
メタルグレイモン[トライデントアーム!!]
左腕のトライデントアームを射出し、トリケラモンを拘束する。
トリケラモンは暴れるが、パワーはメタルグレイモンが上回っているのか、拘束を解けない。
太一「イケる、今なら。ぶっ飛ばせメタルグレイモン!!」
メタルグレイモン[うおおおおおお!!]
トライデントアームを振り上げ、トリケラモンを上空に投げ飛ばし、口を大きく開いた。
メタルグレイモン[オーヴァフレイム!!]
口から放たれた業火はトリケラモンの頑強な皮膚
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