二十三話:宿舎と日常
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ター…?」
「ジーク、起きたならさっさと部屋に戻れ。俺が寝られん」
「はわ! そやった、はよ帰らんとヴィクターに心配かけるわ!」
「おい、そんな勢い良く立ったら危な―――」
この時に起こったことを説明するとだ。
起き上がろうとするもふらついて倒れかけるジーク。
慌てて腕を伸ばす俺。
何かを掴もうとして腕を伸ばすジーク。
掴まれる俺の腕。
ジークに引っ張られて一緒に倒れ込む俺。
俺の下敷きにされるジーク。
ジークがパニックを起こしてさらに絡まる俺達。
「夜分遅くに失礼しますわ、リヒター。ジークを見かけませんでした……か……」
しっかりとノックをした後に入って来るヴィクター。
ベッドの上で絡み合う俺とジーク。
無言でセットアップするヴィクター。
悲報、リヒター・ノーマン終了のお知らせ。
「小便はすみましたか? 聖王へのお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はよろしくて?」
「話せばわかる」
「問答無用ですわ!」
その後ジークが助けてくれなかったら俺は間違いなく死亡フラグを回収していただろう。
フラグはむやみやたらに建てる物じゃないな、まったく。
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