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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
五十八話、結果と再会……
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つまり、なのはを落とそうとした器械を操ったのは……

だが、それはもう終わったことだ

「後、リナ……感謝する」

「……え?」

前世では孤児だった俺の事を心配してくれた……

リナがいて、リナが支えてくれたから今の自分がいる……

転生してから何度もそう思った

「お前は前世のときからいつだって俺を支えてくれた。なにもできなかった? 違う、お前は俺を支えてくれた。だから今の自分がいる……」

「で、でも……」

「ストップだ」

まだ何か言おうとするリナの口 を右手の人差し指で塞ぐ

なぜこいつはこうも自分を責めるのだろうか……俺も似たようなものだな

「俺が言いたいのは感謝の言葉だけだ。……ありがとう。お前がいてくれたから 、俺は前世でバスターとして生きると決めた……戦えた。お前は最高の親友だよ」

「……はい…ゼンさん……あなたも私の最高の親友です」

人差し指を離すと、リナはそう言ってきた

……なぜ、頬が赤く染まっていて、瞳が潤んでいるのだろうか

「ちょっと待てリナ……なぜ顔を寄せる?」

「…あのね…」

「?」

「言いたいことがあるんだ」

言いたいこと?

なんだろう?

「……何を言いたいんだ?」

「はい……私は……貴方が……」

ー好きです……ー

そう言って………リナは俺に口付けた

●○●○

「ってちょっと待て!!」

「!?」

「ウィル!!リナと話させろ!?」

[……無理です。意識を確認できません]

くっ……逃げ足が早いな

と思いながらも、俺は自分の周りに視界を巡らせる

見たことある部屋……医務室だな

俺は病人服を着ており、場所はベッドの上……

「こ……九重さん?」

「ん?」

声のした方……右側を向くと、看護師がいた

ついでに窓の外を見てみれば、すっかり夜になっている

「あの……」

俺が声を掛けた瞬間…

「せ、先生!!先生ーーーっっ!九重さんがーーーーっっっ!!!」

病院内にも関わらず大声を上げて走って行った

「……何か大事になりそうですね……」

ウィルの呟きに俺は心の中で同意していた

その後、なのは達がいきなり入り、先生が雷(本物+説教)を落とし、病院が停電になる事件が起きたのだった……

聴いたところ、よく電気ショックの代わりに雷を魔法で落としたりするので得意らしい……
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