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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
五十八話、結果と再会……
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な鮮やかな"深緑"
そいつは自分の懐に手を伸ばし、そこから何かを取り出した
深緑色に光る、ビー玉よりも大きなその球体は……俺の相棒、"ガーディアンウィル"だった
なぜ、こいつがウィルを手にしているのか
「……ゼンさんが転生に行くとき……セレナさんが私の記憶のみをウィルに組み込んだの。魂は今あなたの世界に転生しているけど、前世のリナとしての記憶はこの玉の中にいて……ずっと、この中から見ていました」
「そのことを……ウィルは?」
[知っていました……黙っていて、申し訳ありません]
「いや、いいさ」
つまり、記憶とは言えリナは俺が見たほとんどを見ていたことになる
……そういえば、洗濯機の中に間違えてぶち込んだことがあったなぁ……悪いことをした
「そう言えば此処は何処だ?」
「はい。ここは、ロードの精神世界……木漏れ日のような優しさと、温かさ、そして安らぎが溢れる世界……」
どうやらこの空間は俺の精神世界……確かによく見渡せば此処は俺が旅をするまでよく一人で鍛練する時に来た場所だ
「俺はどうなった?」
[ロードは防御越しに受けた一撃で重症を受け、何とか一命は取り止めました。今は医務室で眠っています]
ああ、やはりか……
「なのはは無事なんだな」
[はい、怪我もございません]
「………」
「今頃は皆に説教でも食らってるか、 心配されてるだろうな」
「……なんで……」
くっくっと笑いながら、その様子を想像して喋っていると、リナから疑問の声が上がった
リナの方を見てみると、そこに は悲痛そうな顔をしたリナがいた
「どうしてゼンさんは笑ってあの娘の名前を出せるの? ゼンさんはあの娘の…… あいつのせいで死にかけたのに……ううん、見ているしか出来ない私が言うことではないのもわかるよ……でも、なんで……」
あなたは笑って居られるの?
そう言ったリナは泣きそうな表情をしている
見ているしか出来ない、というのは前世ではなにかしらサポートができたのに今出来ないからだろう
「そうだな……まず、なのはだが、俺は別に怒ってはいないさ。無茶をし続けたせいであんなことがあり、其を俺が勝手に助けた……それだけだ」
「死にかけたんだよ!?だいたい、あいつのはただの自業自得じゃない!!」
「それは、俺がとやかく言えることじゃない……それに悪いのはなのはじゃない、"奴等"だ」
「? どういう事?」
「つまり、なのはを墜落させて俺に責任を押し付ける形にして管理局に入れる作戦だったんだ……上層部はな」
[「!!!?」]
そう、龍也は束に管理局の上層部のデータベースにハッキングする様頼み、この計画を知ったのだ……
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