暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
五十七話、悲劇
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
、真っ赤な血を垂れ流していた
「龍、也君……」
「だ、だから言っただろう……危ないって……」
「てめぇ! くらえぇぇぇぇっ!」
私が目の前の光景に圧倒されて動けない間に、ヴィータちゃんがアイゼンの一撃を入れ、その反動で龍也君の腹部からアームが抜け落ちる
そして結果的に支えを失った龍也君が私の方へと倒れこんでくる。倒れこんできた龍也君は意識がないのか、軽く身体を揺すっても反応が返ってこない
「……ねぇ、龍也君。起きてよ……起きてよ……」
[マスター!治療魔法を!]
「あっ……うん!」
レイジングハートに促されて、急いで龍也君に対して治療魔法を使用する。今回はなんとか上 手く魔法を使用することができたが、元々私はシャマルさんみたいに専門じゃない。だからすぐに効果が見られるような治療を行う事が出来ず、精々止血が出来る程度しか効果がない。それが悔しくて私の両目からはどんどん涙があふれてくる
「なのは! 龍也は大丈夫か!?」
どれくらいか時間が経った後にヴィータちゃんが私達の元へと駆け寄ってくる。私は涙をふく事なくヴィータちゃんの方へと視線を向ける
「ヴィ、ヴィータちゃん……龍也君が……龍也君が……」
「分かってる! とりあえずは船へ連れていかねぇ と……後方部隊、急患だ! 至急……」
ヴィータちゃんが後方部隊へと連絡を始める。 私はその間も龍也君をただ抱きしめることしかできなかった……
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ