第4巻後編
篠ノ之神社での夏祭りデート
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ら出来るが射撃については部活でも出来ない環境にある。なのでこう言う店で練習でもした方がいいのでは?と言ったら、チャレンジする事となった。
「へい、らっしゃーい」
「おじさん、三人分で」
「お。両手に花とはこの事なのか、羨ましいねぇ。オマケは無しだぞ兄ちゃん!」
「分かっているさ。三人分の金だ」
射的屋の大将は、浅黒く焼けた肌に白いTシャツを肩までまくり上げて筋肉隆々な腕を見せつけている。気は良い人のようなので、三人分の代金を支払った。
「まいど。・・・・兄ちゃん、甲斐性あるねぇー。女の分も払うとは、最近のガキだと珍しい光景となるがアンタは紳士のような兄ちゃんだな」
「そりゃもちろんここは男が払わないといけないからね」
そう言いながら、モテる奴は男の敵だと言っていたがそれぞれの鉄砲を受け取った。コルクの弾を込めて構えるが、俺は蘭にどういう風に撃つのかどうかをレクチャーしながら蘭の後ろに立って、構えを教えていた。射的が苦手ならば、IS学園に入る前に射撃能力を今の内に上げた方がいいと俺は思った。
「その構えだ。よし撃て!」
「はい!」
俺の指示通りに撃ったら、コルクが発射された事で何やら鉄の札を倒したように見えた。
「うわこれは夢なのか。兄ちゃんが指示通りに撃ったら、鉄の札を倒すとは・・・・!え、液晶テレビ大当たり〜〜〜〜〜っ!」
「一発で難易度の高い獲物を落としたとか、やはり一夏の指示通りにすると当たるのだな」
「やりましたよ!一夏さんのお陰です!」
俺の指示通りに撃った弾は難易度最大だったのを落としたようだったが、射的屋の大将がカランカランと鳴らした事で周辺にいた客と俺らが盛大に盛り上がった。
「すげえな、お嬢ちゃん!絶対に誰にも倒せないようにして『何か言ったか?』ああ何でもありませんぜ」
ふむ。やはり後ろから押さえて合った様子だったが、それを一発で仕留めるとかやはり何かしらの縁でもあるのか?
「がっはっはっ。赤字だ赤字!ちくしょう、持ってけ〜!」
「どうもありがとうございます」
やや大きめの包みではあるが、それは女子中学生では持てない程のを受け取る蘭だった。そうして一時的に俺が持つ事になったが、箒も何発か人形を当てたのだった。箒のISは近接特化だからなのか、射撃に関しては苦手の様子だったが俺の指示通りにやってみる。全てのコルク弾が、人形や特等より下のを次々と撃って景品をゲットしていく様子を見た俺はいい筋だとな。
「お、次々と景品を落として行ったな」
大きめなクッションから日用品で使えるモノまでを当てたので、流石の射的屋大将もこれには驚いていた。
「嬢ちゃんも上手い事だったなぁー!がははは、今日は大赤字で大損だ!」
そ
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