第4巻後編
篠ノ之神社での夏祭りデート
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?昔よりも結構ブランクあったんだが、身体が慣れていたようだな」
「そういえば一夏は中学時代はアメリカにいたと言っていたが、日本には帰っていなかったのか?」
「まあな〜。当時は誘拐事件があった後に国連軍入隊後にすぐ辞令が下されて、今所属している部隊の長となった」
そう言っている間に焼きそばを食べていたが、箒にあーんをさせたので一瞬間接キスなのでは?と箒は考えてしまう。だが俺には別にこれが間接キスだろうと関係ない事であって、今は恋心を持った箒をリードするのも男の役目だ。
神楽舞をしてから結構時間が経つが、アレをした後は結構お腹が減ると経験者である奏が語っていた。空腹だったのか焼きそばを平らげた後、綿菓子やかき氷を食べたりしていた。その時意外な訪問者が現れた。
「・・・・あれ?一夏さん?」
「よう蘭か。・・・・あのバカ兄貴である弾はどうした?」
箒が知らないのも無理はないが、俺にとっては顔馴染みであると同時に彼女持ちだと知っている蘭でもある。
「兄貴もここに来ていると思いますが、一夏さんの浴衣姿が似合ってますね」
「まあな〜。大人の男性が着る浴衣を見るのも悪くないだろう?蘭の浴衣姿も結構似合うな」
「ありがとうございます一夏さん」
頬が赤くなっていたので、その様子から恋心を察した箒は警戒センサーを感度抜群に跳ね上げたが、俺のチョップで警戒センサーを下げた。蘭は友人であり、俺には妻がいる事も知っているとな。あの時は彼女がいると言ったが、実は妻子持ちだと知ったのは蘭とデートした時に弾には秘密で頼むと言っといたからまだバレてないと思う。
「あー、会長が照れてるー。珍しいー」
「でもあの人は大人だよ?他校の男子はもちろん同校の女子になびかない理由もあると思っていたのに」
「俺の名は織斑一夏だが、蘭とはバカ兄貴である弾の知り合いだ。それに神様の悪戯なのか、蘭と知り合った時はここにいる者達と同じであったが今は大人の容姿となってしまったのでな」
蘭と同じ浴衣を着た一行が、俺を見たとしても歳は離れていても頬が赤くなっている理由を簡単に話した。そしたら納得してしまった連れは、蘭が怒る様子を見てから学校の友達で生徒会メンバーだそうだ。
「今日は秋の学園祭のアイディア探しに来たのです」
「祭を学ぶには祭に行かないと思って来た訳なのですが・・・・」
「でもそろそろ帰ろうとしていましたので、これにて失礼しまーす」
まるで初めて聞いた事実に蘭は目を白黒させていたが、十代女子だけが持っているアイコンタクトにより瞬時にこの雰囲気を壊さないようにしたからだ。三人共足が速いようだが、四人は浴衣姿なの人混みに消えるくらいの速度だった。
「あいつらは何か分かって蘭をこう言う状況にしたの
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