マブラヴ
1052話
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ったんだ? いや……
「もしかして、自分と同じような戦闘狂を生み出す為の教師とか……じゃないよな?」
「さすがにそれはありませんよ。一応こちらでも監視はしていますし。報告によれば、毎日勉学に励んでいるらしいですよ」
「……本当に何があった?」
そう呟いた時、この場にいる他の関西呪術協会の幹部と思しき者が俺に同意するように頷いているのに気が付く。
どうやら向こうにしてみても、今の月詠の様子は全くの予想外な存在らしい。
いやまぁ、教育学部……つまり教師を目指している月詠とか、だれがそんなのを予想出来たかと言われれば、その通りなんだよな。
「まぁ、彼女にもきっと何か思うところがあったのでしょう。何だかんだと、天ヶ崎君の仲間達が皆更正してくれたようで、私としても嬉しいですよ」
笑みを浮かべて頷く詠春。
それはそうだろう。天ヶ崎は関西呪術協会に復帰、小太郎は麻帆良で学生をしており、月詠は教師を目指して大学生活満喫中。正確には天ヶ崎一派という訳ではなかったが、フェイトにしても現在は火星でテラフォーミング作業の真っ最中だ。
更正という意味では、これ以上ない程に更正しているのは間違いない。
それも、何も後ろ暗いところのない立派な更正だ。
……本当に何がどうしてこんな結果になったのやら。
いやまぁ、月詠以外に関しては理解しているんだけどな。
やっぱり最終的に疑問を覚えるのはそこな訳で。
もっとも、これに関してはあくまでも関西呪術協会の問題だ。俺達シャドウミラーが関わるべき事じゃないのも事実。
俺達に攻撃を仕掛けてくるような事があれば話は別だが……そんな展開は今のところないしな。
月詠に関しての話で思い切り意表を突かれたが、その後は和やかに京料理を味わい、十分満足出来る昼食を楽しむのだった。
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