最終回
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
が思っている以上に必要とされている存在なんだ。
あんたを必要ないっていうやつらはただの馬鹿。」
白「????知ってる。」
白夜は一息置いてからまた話し始めた。
白「どうして『それ』が俺の存在価値なのか、どうして『それ』が俺の使命なのかは分からん。
だから昔はよく自分から消えようとした。
でも、幾らやっても消えやしない、ただみんなの中から俺が消えていくだけ、それで時間が経ったら思い出すんだ。
それで、どうしてそんなことしたんだって叱られる。
俺の存在は俺だけのものじゃないのか?俺がどうとでもしていいものじゃないのか?
俺は俺を殺しにきたやつを殺して消してきた、人間も神も。
妖怪は一部のやつが、獣はみんな孤独の痛みとかを分かってたから、さほど嫌いじゃない。
でも、人間と神は俺の大切なものどんどん奪っていった。
俺が関わらなければ惨い死に方をすることもなかった。
だから俺は必要以上に生き物に関わるのはやめた、関わっても、すぐ逃げるようにしてた。
人間も神も大嫌いだけど、やっぱり俺をちゃんと見てくれるやつもいるから。
俺は光が怖い、臆病者だから、ずっと光に手を伸ばす勇気もなくて闇の中にいる。」
紅「この世界は????いや、どの世界でもあんたの意思次第でどうにでもなるんだぜ?」
白「そうだろうな、俺が全て消し去りたいと全力で思えばみんな消える。
でも、俺はもう独りは嫌だ。
遠くでも、誰かがいるっていうことを理解していたい、そうすれば、俺は独りじゃないから。
それが、俺にとっても、生き物にとっても最善の策なんだ。」
エ「嘘、だよ????なら何でそんなに辛そうな顔をしているのさ!」
白「さあな、俺は自分の感情はよく分からん。
でも、お前らといるときは幸せだっていうことはよく分かる。
ありがとな、最後まで、じゃあな。」
白夜は悲しそうな笑顔でそう言い残し、闇に紛れて消えてしまった。
白夜を止めることもできず、泣き声がただただこだました。
「はいカットー??」
「「「「「お疲れ様でーす!」」」」」
あれから数年後ー
エ「いいね〜、名演技名シーンだよ!」
K「何ぞこれ、私は一体なんのために連れてこられたんですか?」
エ「何っ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ