最終回
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ー恐山 中腹部にて
「ひいいいいいいい助けてくれええええええ??」
「静まりくだされ??????」
「どうか私の命だけは??????!ーギャアアアアアアッッッ??」
あぁ邪魔だ、さっきっからずっと『あの時』の景色がチラチラと脳裏に浮かんで邪魔をしてくる
そのせいで怪我をした
本当に煩くてかなわない
「あ????あぁ??????!」
「嫌だ死にたくない助けてくれあぁ」
白夜は自分の障害になる邪魔な『物』を切り捨てていく、ただただ無心に。
邪魔だから殺す、ただそれだけの理由で切り捨てる。
白夜の眼は、恐ろしく冷たい色をしていた。
切って切って、紅色に染まった地面、先ほどまで人間だった死体(もの)に冷めた眼差しを向ける。
白夜は静かにため息を吐き、行方を眩まそうとした、しかしー
?「待ってください!」
白夜は振り返り、ニヒルに笑い問いかけた。
白「????銃刀法違反って知ってるか?」
K「あなたこそ、そんな物騒なものを持ってどうしてここにいるんですか?」
そこにいたのは、ケイトたちだった。
白「見ればわかるだろう?掃除だよ、邪魔な障害物の。」
K「??????あなたは本当に禍 白夜ですか?」
ケイトだけでなく、疎いエレン、前原までもが白夜がいつもと違うと感じていた。
白「そうだよ、何、白さんのこと分かんなくなった?頭でも打ったの?」
K「いえ、ただ??????白夜さんはそんな笑みは浮かべませんよ、私の知っている白夜さんはもっと演技が上手です。」
白「酷いなぁ、演技だと思われてるなんて。」
K「違うんですか?どうでもいいですけど、白夜さんを返してもらえませんか?」
白「だから俺は禍 白夜だって、これが本性なの。
この惨状は俺が生んだ、これで分かったでしょ?さっさと帰れよ。」
白夜は刀に着いた血を払うと、鞘に刀を収める。
K「嫌です、今のあなたには偽りが見える。」
白「人間のガキが俺に近づこうなんざできっこないっての。」
白夜はハエを払うように手を振る。
K「なら聞きますけど、どうしてそんな辛そうな顔してるんですか?」
白「くだらない質問するね、お前も。別に俺がどんな表情しようが、俺の勝手だろ?」
K「えぇ、あなたの自由です。」
白「ならほっといてくれ。」
紅「あんたはそうやって、またいなくなるのか?」
白「??????紅か、何百年ぶりだ?」
紅「かれこれ千年は会ってねぇよ。」
白夜は少し眼を見開いて驚くだけだった。
白「ガキのお前がでかくなったな、千年も会ってなければよく分かる。」
紅「そういうあんたは全く変わらないな、性格
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