西の丘の吊り橋
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「なんということだ・・・」
「大事な修行期間が・・・」
俺たちは今、アカネビーチの砂浜の大きな岩にガッカリと寄りかかっている。
「星霊界でたった1日過ごしただけで・・・」
「3ヶ月があっという間に過ぎちまった」
ハッピーとグレイさんがそう言う。ここにいるのは、星霊界での楽しい宴会で3ヶ月をたったの1日で消化してしまった天狼組の皆さん。
「どうしよう・・・」
「なんでこんなことに・・・」
ルーシィさんと俺がそう言う。7年の凍結封印の次は知らぬ間に3ヶ月が1日で経過、あまりの仕打ちに全員放心状態だ。
「姫、提案があります」
そう言ったのは今回のことの発端を作ったバルゴさん。
「私にもっときつめのお仕置きを」
「帰れば?」
バルゴさんは1人で勝手に大昔の拷問を受けていた。でもバルゴさんは嬉しそうな顔をしているからはっきりいってお仕置きになっていない。
そんなバルゴさんにルーシィさんはそう返すのが精一杯であった。
蛇姫の鱗にて・・・第三者side
「大魔闘演舞!?ウチらは毎年二位!!けしからんねぇ!!冗談じゃないよ!!」
手をぐるぐると回しながらそう言っているのは魔導士ギルド蛇姫の鱗のマスター、オーバ・ババサーマ。
「今まではただの祭りだと思っていたけどね!!今年はそうはいかないよ!!」
オーバはその場で回転しながらそう言う。
「おおーん、うるさいな」
「オババの一人言がまた始まったな」
そんなオーバを見てトビーは頭を抱え、ユウカは呆れていた。
「リオン!!ジュラ!!今回はあんたらも参加しな!!」
オーバはそう言って蛇姫の鱗の実力者であるグレイの兄弟子リオンと聖十のジュラを指さす。
「参ったな、オババに言われちゃ断れん」
「たまには祭りというのもよいものだな」
リオンとジュラはオーバに言われたため、今回の大魔闘演舞に参加することが決まる。
「今年はリオンとジュラさんが出るのか!!」
「こりゃあ優勝間違いねぇぜ!!」
「ラミアがフィオーレNo.1だ!!」
それを聞いた蛇姫の鱗の魔導士たちは大騒ぎする。
「今年はリオンもジュラさんも出るんだ!!すごいね!!レオン、ラウル」
大騒ぎするギルドのメンバーたちを見て赤紫色の髪をビックテールにした少女がそう言う。少女はまだ子供というほどではないが、周りのギルドの女性陣と比べると少しあどけなさが残っていた。
「いいね、今年はシェリアも出るんでしょ?羨ましいなぁ(棒読み)」
そう言ったのはテーブルいっ
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