第四話 チーム中等科
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を気にしない」
言ってる事が全く細かくないのに気付いて欲しい。 中学生にもなって同年代や近い年代の異性と夜を共に過ごすのは色々と厳しいものがある。 聖人や賢者でもあるまいし、健全な思春期男子がそんな状況置かれたら間違いを起こしかねない。 ご先祖様の記憶を引っ張って耐える荒技もあるが、やると非常に疲れるのでやりたくない。 あれは最後切り札ってやつ。
???合宿。 アインハルトのハイテンション、異性との同室などの原因になっている連休恒例の大イベントだ。
高町家を中心に関係の深い家庭や個人が集い、合宿の名も元に二泊三日の家族旅行を楽しむなんとも微笑ましいイベント。
だったらどれ程良かったろうか。
このイベント最大の目的は家族旅行ではない。 宿泊先の次元世界カルナージの最大の利点、”無人世界”である事を活用した本格的トレーニングが目的なのだ。
大魔法、大出力砲撃、召喚獣......周りに迷惑がかかり、普段は使えない技術を惜しみなく発揮出来る貴重な機会にオーバーS、ニアSランクの騎士や魔導師は心躍らせる。
去年の旧機動六課の全員集合には流石に緊張したが、世界を救うにも過剰な戦力が一つに集まったのは壮観だった。 なお模擬戦で八神司令とその守護騎士のチームにボコボコされた模様。
SSランクは次元が違うという理由を理解できる良い経験でした、はい。
「今回はどうなるのやら」
「どうと言われましても何を期待して......あ、コロナさんとなら愛を育むことも可能では?」
「どうしてそこでコロナと愛を育むなんて発想が......ああ、すまない。 話を急に変えたボクが悪かった」
話を急に変えたせいでアインハルトの中で変な誤解が生まれている。 誤解を解かなきゃ後々の人生も響くような内容なので十五分かけてじっくりと誤解を解く説明をした。 が、終始生温かい笑みを浮かべていたあたり全然を誤解を解けてないのは明白だった。 人の話を聞いてくれ。
「しかし来ませんね、ヴィヴィオさんたち」
「ねえ誤解だって分かってくれた? 分かった上で別の話をしてるんだよね?」
「あ、そうだヴィヴィオさんとのコンビネーションも重要ですね。 コンビネーションの必殺技の名前も決めないと......ディバイン空破断、アクセル断空拳。 いいですねぇ」
陛下とのコンビネーション技を想像して自分の世界に閉じこもったよこの覇王様。 しかも技名が酷い。 何故そのままくっ付けたし。 誤解は......無理だハイテンション過ぎて今は解ける気がしないよ。 待ち合わせしてる陛下たちも来ないし、これは完全にベルカ聖書の迷える子羊だ。 聖書によれば迷える子羊は聖王女オリヴィエ・ゼーゲブレヒト陛下に救われるらしい。 つまり、
「イゼッ
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