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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story3:“EDENの黒い怪物”
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ま回避行動をとるが、バケモノから一直線に伸びてきた触手の勢いに負け、吹き飛ばされた。
「テリアモン、アグモン、ガブモン!」
「ど、どうしよう…強すぎるよ…!」
「ボク…なんでこんなに弱いんだ…! ノキアを…みんなを守りたいのに…ッ!」
吹き飛ばされたガブモンとアグモンが、悔しそうにそう嘆いた。
確かに、奴は強すぎる。少なくとも、今の実力の彼らでは勝てない…! どうすれば……
「―――よしッ! ロックを解除した、ログアウトできるぞッ! おいノキア、早くッ!」
「で、でも、あのコたちがまだ…!?」
「わかんねぇのか、足手まといはお前なんだよッ! タクミが言ってたろ、今はお前が逃げる方が最優先なんだよ! そうすりゃ、あいつらはどうにでもなるんだ…!」
「……ッ!!」
必死に頭を働かせていると、突然後ろからそんなやり取りが聞こえてきた。
振り替えるとちょうど、白峰がログアウトゾーンからログアウトするのが見えた。
「タクミ! ノキアはログアウトした、俺も続く! お前も急げッ、いいなッ!?」
「あぁ! また後で必ず会おう!」
「その言葉、忘れんなよ!」
そう言うと真田はすぐにログアウトゾーンに乗り、ログアウトした。俺も急がなくては…!
「アグモン、ガブモン。タクミが逃げる隙を作るよ、さっきのもう一回!」
「「うんッ!」」
「行って、タクミ…早くッ!」
「ッ……頼むぞ、みんな!」
起き上がったテリアモンが、アグモンとガブモンに指示を出す。その間に俺はログアウトゾーンに向かって走り始める。これなら逃げきれるか…!?
「いくよ、せーのッ!」
テリアモンの掛け声と共に、爆発音が響き渡る。振り替える余裕はない、すぐに出なくては…あいつらの苦労が水の泡だ!
後数メートル、後もう少し……!
「―――タクミッ!」
「ッ!!」
後少しで届く、そう思った瞬間、テリアモンの声が耳に届いた。そして思わず、顔を振り向けてしまった。
そこにあったのは、白と黒の配色の触手。それが奴のだとわかるのに、数瞬とかからなかった。
捕まる、いや捕まってたまるか! あいつらと…テリアモンとまた会うんだ…!
その思いで、俺は必死にログアウトゾーンへと手を伸ばした。
しかしそんな努力も虚しく、俺の視界はノイズと共にブラックアウトした―――
『“記憶(ぼくたち)”を……見つけて…!』
【―警告】
【相原タクミさんの ログアウト処理中 に 予期せぬ エラーが発
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