暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト1! 『過去編 トオサカ シノ』 後編
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
きだ」
それだけ言って、男二人組の人達は私と逆側の方へと歩いていき、私も家に帰って夕飯の買い出しに出掛けた。
ーーー−−
「シノちゃん。そっちの方の水やり頼む」
「分かりました」
「いやー。にしてももう受験生か。時間の流れは残酷だな」
「う゛…」
「そういえば、受験先は決まったのか? 」
「……………」
「その様子じゃ、決まってないらしいな。じゃあそんなシノちゃんにはいいところを紹介しよう」
「ここで働く気はないですよ? 」
「違うって!え〜と確かここに…。あった」
叔父さんがポケットから一枚の紙を取り出して見せてきた。
「え〜と?てん…かわ学園? 」
「違う違う。
天之川
(
あまのがわ
)
学園だ。実は最近建てられた新設校だから、生徒大募集中なんだよ。多分、シノちゃんでもギリギリ入れると思う」
「叔父さんにしてはまともな意見ですね…。少しびっくりしました」
「せっかく用意していたのに、酷い言いようだな。まあとりあえず、これはシノちゃんに渡しておくよ」
半ば強引に押しつけられ、叔父さんは仕事に戻った。紙をもう一度見て、紙をポケットに入れて水やりを再開した。
ーーー−−
そこから一年間、受験勉強に取り組み、時々息抜きとしてリンヤからガンプラバトル大会に誘われて参加したりガンダムのアニメを見たりとして、叔父さんに言われた通りにギリギリで合格した。
そして入学式が訪れ、一足早く教室に入り、指定席に座って読書でもする。そこから数分後、教室の入り口で騒がしい声がした。
「いいから席に座れアホンダラ」
「この状態の人間にいう言葉がそれですか…」
「お前人間じゃないから大丈夫だろ」
「人間です!これでもちゃんとした人間です!」
そのやりとりを読書しながら聞いていると、思わず吹き出してしまった。でも、なんか結構前に聞いたことのあるようなやり取りにも聞こえるが、すぐに気のせいだと思い、その後も読書をするも、内容はあの人達のやり取りが入ってきた。
これが、後に一緒に戦う人達とのファーストコンタクトであった…
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ