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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト1! 『過去編 トオサカ シノ』 後編
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「たくっ…おいお前ら。ソイツから離れろ」

「ぐっ……何だテメェラ!? 」

男の人が壁に手をかけて立ち上がり叫んだ。私も顔を上げて見てみるも、泣いていたせいでよく見えない。

「誰が名乗るかバーロー」

「ハルカ…痛い! 」

「何でお前が名乗るんだよ」

「ふざけやがって…。おい!お前も加勢しろ! 」

「おう! 」

そう言うと、拘束がほどけて地面に倒れこむ。涙を拭き取り、今度こそよく見ると、どこかで見たことのあるような顔だった。

「がぁ!? 」

「ふっ! 」

「ごっ!? 」

「くそったれぇがぁ!! 」

「甘いっ! 」

「頑張れー」

「お前も手伝えコラ!」

「えーー?君一人で充分でしょ?」

「確かにそうだが、お前後で見てろよ? 」

他愛ない話をしながら、男二人組に対して一人で制圧している。すると、時間は二分もかからずに男二人組を倒してしまった。

「フゥ…。意外と丈夫だったな」

「お疲れ様〜。相変わらずとんでもない強さだね…っと! 」

蹴りをもう一人の男の人に向けて放つも、紙一重でかわした。

「避けんなコラ」

「いや避けるよ!?普通避けるよねこれ!?いや超ギリギリだったけどさ! 」

「いいからお前も喰らってろ」

「理不尽!て言うか、それよりも放置していていいのかい?」

「あっ。忘れてた」

すると、こちらに近づいてきて手を差し出してきた。

「大丈夫か?ケガとかは……してるな。痛くないか? 」

「あ、えーと。大丈夫です。ありがとうございます」

差し出された手を掴んで起き上がった。その時、前に引ったくりから荷物を取り返してくれた人だと思い出した。

「たくっ。何でこんなところでほっつき歩いてんだよ?ここじゃあ、人目につきにくいから危ないぞ? 」

「その危ない場所にいる僕らもどうかと思うけどね」

「お前が何かトラブル起きてるかもしれないから行ってみようって言ったんじゃなかったかおい?」

「そうだっけ? 」

「お前ぶっ飛ばすよ? 」

「アハハハハ。まあそれは置いといて、とりあえず安全なところまで送っといた方がいいんじゃない? 」

「あっ、いえ大丈夫です!お構い無く! 」

「といっても、さっきの二の舞になってもあれだしな〜」

「まあ結局ここから出るんだ。どうせなんだし、そこまで一緒でいいんじゃないか?」

「…じゃあ、そこまでお願いします」

「おう」

ーーー−−

「それじゃ、ここまでだな」

「そうですね」

「んじゃ、気をつけろよ」

「はい。あっ、二度も助けてくれてありがとうございました」

「気にすんな。成りゆ
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