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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト1! 『過去編 トオサカ シノ』 後編
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だけ離せばいくらなんでも届きは…」

「トランザム」

「へっ……? 」

後ろを振り向いた瞬間、左足と右肩を破壊され、最後にアルケーガンダムの胴体を貫いた。

「き、綺麗なバラには棘があるとは…このこと…」

その言葉と共に、アルケーガンダムが爆破していった。

「リンヤ、大丈夫? 」

「あー…。とりあえずは動くけど、ほとんど何も出来ないかな」

「ならそこで大人しくしてなさい。後は私が倒してくるから」

GNスナイパーライフルUを構えて、最初に混戦をしていた所に向かっていった。

ーーー−−

あの後、射程ギリギリの所で狙撃をし、宣言通りに全機を撃破した。チャラい男の人はバトル終了後姿を見ず、特に気にすることなく大会を進め、自分でも驚くことに優勝してしまった。大会中に『ホークアイ中尉』という、著作権的に大丈夫なのか不安な異名を付けられてしまったが、少しばかり気に入っている。

ちなみに、優勝商品はリンヤと私に一枚ずつ引換券を渡された。受け取った直後、リンヤが「この後用事があるから、先に帰るね」と言ってすぐに店を出ていった。余談だが、優勝後大会参加者の人達に囲まれて大変な目に遭った。そこから数十分かけて抜け出し、帰路についている。

「つ、疲れた…。結構時間がかかったわね…」

時計を見ると、時刻は五時十二分。家に帰ったらすぐに夕飯の買い出しに出掛けなければいけない。

「まあ仕方ないわよね……。疲れてるけど行かなきゃ…」

言いかけたところ、突如横から手が伸びてきて路地裏に連れていかれてしまった。両手は拘束され、口元はハンカチで押さえられている。

だ、誰なの!?

辛うじて後ろを確認すると、一番最初にバトルしたチャラい男二人組が立っていた。

「いや〜優勝おめでとう。見てたよ〜。まさか優勝するとは思わなかったよ〜」

祝福するように、アルケーガンダムの使い手だった人が拍手をしているも、顔は全くもって笑っていなかった。

「けどさ〜、あんな風にこけにされて傷ついてるんだよね〜。素人のくせに優勝したってのも苛ついてさ〜」

次第に、男の人は顔を目前まで近づけてきて顎を持ち上げれた。

「だからさ〜、責任取ってくれるかな〜? 」

「!? 」

抜け出そうと両腕や体を動かすも、一向にほどける気はせず、突如左頬に痛みが走った。

「あんま抵抗しないでくれるかな〜?あんまり手間かけさせないでくれるかな? 」

どうやら殴られたらしく、男の人が手をブラブラさせている。殴られたせいか、怖いせいか涙が出てきてしまった。

「おっ?いいねいいねその顔〜。楽しませてくれ…ゴホォッ!!? 」

突如男の人が倒れ、何がなんだが分からなくなってしまった。


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