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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエストSP〜
リクエスト1! 『過去編 トオサカ シノ』 前編
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まお前も気絶しろ」

バックを受け取りお礼を言うと、もう一人の男の人が寄ってきて取り返してくれた人をからかうと、その後すぐに同じ目に会わされている。その姿を見ていると思わず笑ってしまった。

「あ、ごめんなさい。面白くてつい…プッ! 」

「……まあいいや。次からは気を付けろよ」

引ったくりとさっきから拘束している人を連れて今度こそ去っていった。

「…さて、じゃあ買い物に行きますか」

ーーー−−

「ただいまー。買ってきてあげたわよー」

家に帰ってすぐに、居間に向けて声を放つも反応が帰ってこず、そのまま居間に入ると、リンヤがテーブルに突っ伏して寝ていた。

「こんなとこで寝ていたら風邪でも引くわよ。たくっ…」

リンヤに毛布を被せ、今日買った食材を冷蔵庫に入れてテーブルの方へ戻る。リンヤの足下を見ると紙が落ちていたので、拾い上げて見ると、なにやら完成図が描かれていた。

「これを作ろうとしてたのかしら。にしてもこれを作ろうとしてたら、今のペースだと間に合わないだろうし。…………夕飯の支度まで時間はあるし、少しやってあげましょうか」

テーブルに座り、リンヤの元にあった箱とパーツ、説明書と道具を持ってきて製作を開始した。リンヤが製作してた様子を見ているので、大体のやり方は分かっている。けれど初心者なので、説明書やら完成図をよーく見ながら製作をする。

ーーー−−

「う……ん…。今何時だろ…」

顔を上げて目を擦り、時計を見ようとしたら、何故か姉さんがガンプラを製作していた。しかも僕が作っていたガンプラを。

「えっ?何で姉さんが製作してるの? 」

「夕飯の支度まで時間はあるし、リンヤが書いた完成図を見る限りじゃ時間がかかりそうだからよ」

「そうなんだ…。ありがとうね姉さん。ところで今何時かな?何か結構寝てたような気がするんだけど」

「えっ?そんなに経ってないと思うけど……えぇっ!?八時半!?ごめんリンヤ!急いで夕飯の支度するから! 」

そう言うとパーツを丁寧に置いていきもエプロンを着けて急いで調理を開始した。それを横目で見ながら箱の中にあるガンプラを見ると、そこには残るはバックパックだけで、ほぼ完成した状態で置かれていた。

「まだ胴体と両腕と武装しか完成していなかった筈なのに…」

先ほど置いていったパーツも見ると、バックパックもほぼ完成されており、きちんと完成図通りに作られていた。

「………うん、決めた。姉さーん」

「何?リクエストなら今日は受け付けられないわよ? 」

「いやそうじゃなくて、姉さん今週の日曜日暇? 」

「?まあ予定とかは特にないけど? 」

「じゃあさ、一緒にガンプラバトルの大会に出てよ」

「はあぁ!?
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