第1章 光をもとめて
第3話 盗賊団アジトへ
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な国に蔓延る闇が 今 ゆっくりと口を開こうとしている……。
〜リーザス城下町 旅館 氷砂糖〜
時刻もうすっかり夜。
情報集め、そして公園での一件。思った以上に時間がかかり日もくれだした為、捜索は切り上げて宿屋へと2人は向かった。
「ふむ……。情報はこんなもの、だな。これ以上は危ない。リーザスにある情報屋がリーザスの闇を売ろうとしてたら、速攻でばれそうだ。念のため、もう一度釘刺しておくか」
ユーリは、そう呟くと、時間帯は遅いのだが リーザスの情報屋の方へと向かっていった。件の相手とコンタクトを取れるかどうか? と言われれば可能性は低い。
事実、都合がつかず、ここ リーザスに来てからまだ一度もあっていないのだから。情報のやり取りは出来たので、そこまで問題ないが。
「……まぁ 元気そうならそれでいい」
ユーリは、軽く頭を掻くと、そのまま歩いて行った。
〜翌日 リーザス城 城門前〜
情報では城内に連れ去られたと言う事。
ならば、犯人も城内。手がかりも恐らくはある筈……だが。さぁ、どうやってここに入ろうか?と言う事だ。いつでも正面突破のランスはと言うと、何も相談せず聞かず、門番へと向かっていった。
当然ながら、それは止められる。
「はーい、止まってー。通行書、見せてくれる?」
「持ってない。ここを通せ」
「ダメだって! 通行書、持ってないと入れないよ!」
「そうか、が。オレ様は城内に入りたい。だから入らせろ!」
「ったく、リーザス城に何か用があるっていうの? 僕忙しい……、事は無いけど、あまり しつこいと許さないよ」
それは当然の対応だろう。というより、ここまで清々しいカチ込みは中々に無い事だ。真昼間から。酔っ払いでも、ここまではしないだろう。
だからこそ、彼女は頑なに拒み、通さなかった。
「ええぇい!! いいからさっさと通せ! 無理矢理にでも通ると言ったら、どうするのだ?」
「……戦う事になるけど? 僕が相手をするよ」
「むぐっ……! こんな人目のある場所では……」
流石に、門番と一悶着、ソレどころか、バトルまであったとなれば、他の兵士達が集まってくるだろう。……あっという間に。
幾らなんでもこんな方法は駄目だろう。と遠目で見ていたユーリは苦言を呈していた。リーザスの女性門番と喧嘩をして、そして強引に入ってやろうとしたようだが、そこは門を任されている兵。
威圧感も有り、力ずくでは厳しい、それに応援を呼ばれればこれまた無理。そう判断したランスはその場から逃げ出したのだ。
そして、公園へと向かった。
「あのわからずや門番め! 女の声だったから、さっさと、通せば。優し
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