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ダンボール戦記ZERO
第四話 謎の進行
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こってトキオシアデーパトの地下駐車場じゃあ・・・?」
「ああ、そうだ」
そう言ってジンは歩き始めた。
僕は疑問を感じつつ、その後を追った。
ちょっと前まで休業してたけど復活したんだ、地下の駐車場も一新されてて綺麗になってる所を見ると繁盛してるんだなぁと思わせる。数年前の事件は傷跡は未だに癒えず、現在も修復作業を行っている地域も多いが、ここら辺は随分綺麗になった。LBXは復興を果たし、現在の『世界』は平和だ。
問題は残ってるけど事件の起きた数年前に比べればちっぽけな問題で、平和その物と言える。
でも、完全な修復は不可能な訳で。
僕の様な『異例子』が増えた問題点は早急な対応が必要だと日本の政府は言っている。
あの事件がキッカケで、とある一部の子供達は病気を患った。
『ORS』
通称 オーバロード・シンドローム
治療法不明の難病だ。
掛かれば最後、寿命の尽きる迄『特殊能力』を与えられる。
僕の場合は『未来予測』
僕の心拍数が一定を超えると自動的に脳は、その現場の状況を分析し、不規則な未来の現実を見せる。
不確かな未来だ。絶対じゃない。
でも、的中確率は90%。その未来を見れば現実で起こる可能性は非常に高い。
−−−−−素晴らしい能力だと思うよね。
でも、リスクを伴うのさ。
1回の発動毎に吐気・頭痛・心臓麻痺を引き起こす最悪で災厄な病気なんだ。
あの事件以降、約10000人に1人の割合で掛かったそうだ。
僕は運が良いのだ。ある意味で、ね。
と言っても生まれつきORSを患っている人も僅かならがら実在するらしい。
その割合は更に低く。
1億人中1人の割合と言われている。不確かな情報なので、僕は信じないが。
「着いた、」
海道 ジンは壁の前で立ち止まった。
まさか、この展開は・・・ゴクリッと息を飲む。
ジンは怪しげな手付きで、壁の一部に触れた。
すると。まぁ、予測通りの展開で、壁の一部は扉の様に展開し、ジンはその中に入っていった。
「あの、タイニーオービット社の研究室ってのは?
秘密基地の勘違いでは?」
「まぁ、言うな。
進めば時期、解るさ」
通路を進めば螺旋階段の登場。
階段を下ると見えるのは通路! 通路! 通路!
先の見えない通路・・・あぁ、疲れるな。
「あの〜ジンさん?
先が見えないんですけど?」
「だろうな、目的地は約1kmだ」


無言で、進むのだ。
ジンの話だと「奴等の目的はイプシロンと、このLBXだ。
人目の付かず、一般の人間が知らないルートで移動するのが最善だ」
この道を辿ればTO社の研究室だとさ。信じたいね。この状況だと。
疲れた、我慢の限界だ。
予想を裏切る展開は、好きと見せかけ実は嫌いだ。
オーバロード発動後は体力大幅downで疲れるんだよね。
酸欠の様
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