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黒魔術師松本沙耶香 妖女篇
31部分:第三十一章
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った。沙耶香は絹の天幕に覆われた白いベッドの中にいた。その中で一糸まとわぬ姿で同じく美しい裸体を見せている美女達に囲まれていた。
 ブロンドの美女に己の身体を絡みつかせ黒髪の美女の唇を吸っている。そうして残る赤髪の美女の髪を丹念に愛撫するのだった。
 その中で金髪の美女が彼女に言ってきたのだった。
「朝になってしまいましたね」
「そうね」
 今気付いたというような声だった。

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