星々の歌
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ナツさん、グレイさん、俺、ハッピーは3ヶ月後に控えた大魔闘演舞に向けて気合いを入れ直す。
「そいえば1つ、いい忘れていたことが」
「ん?」
どうやらバルゴさんが俺たちに伝え忘れていたことがあるらしい。
「星霊界は人間界とは時間の流れが違うのです」
バルゴさんは淡々とそう告げる。それってつまり・・・
「まさかそれって・・・こっちでの1年が人間界での1日!!みてーな!?」
「夢のような修行ゾーンなのか!?」
「それなら他のギルドに追い付くことなんて造作もないですね!!」
ナツさん、グレイさん、俺は期待に胸を膨らませる。
「いいえ。逆です」
逆?それって・・・
「星霊界で1日過ごすと、人間界では・・・
3ヶ月経ってます」
「「「え?」」」
バルゴさんの非常な宣告に俺たちは呆然とするしかなかった。
人間界にて・・・
俺たちは星霊界から無事に帰還する。帰ってきた俺たちの目の前には海と誰もいないビーチが広がっていた。
「みんなー!!」
呆然とする俺たちの元に取り残されていたジェットさんとドロイさんが走ってくる。
「待ちくたびれぜ!!」
「大魔闘演舞はもう5日後だぜ?すげぇ修行してきたんだろうな?」
期待の眼差しで俺たちを見る2人。俺たちはそれに誰1人答えない。
「「「終わった・・・」」」
そう言って前のめりに倒れるエルザさん、ナツさん、グレイさん。
「うぇぇぇぇん!!」
「もうダメだぁーーーーー!!!!」
その場に座り込み泣き叫ぶウェンディと諦めをみせる俺。
「ひげぇぇぇ!!時間返せぇぇぇぇぇ!!」
ルーシィさんはその場にいない星霊王に対して大声で叫ぶ。かくして、妖精の尻尾3ヶ月の炎のトレーニングは幕を閉じた。実質修行時間、約6時間・・・大魔闘演舞まで、あと5日・・・
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