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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第485話】
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弾丸が相手を襲う、堪らず回避行動を行うがそれを読まれた栗原理央による射撃が襲い掛かる。


「ヒルト! 今のうちだッ! 早く新型を受領しろッ! こいつは俺達が抑えてるからッ!!」


 轟音が轟き、ロケット弾が直進していく――だがその一撃は新たに現れた黒い機体のシールド・ビットが阻んだ。

 新たな増援を見た飯山未来が叫ぶ。


「あの機体は任せてッ!! ヒルトは早く新型を――イザナギをッ!!」


 飛翔し、未来は新たに現れた機体との一騎討ちに挑んだ。

 俺は破壊された打鉄の横を抜けていく――破片散らばる地表に時折足をとられながらも、俺は鎮座し、搭乗者の受け入れを待つイザナギの元へと向かう――だが、そこにもう一機残った機体が立ちはだかった。


「――――――」

「っ……く……!?」


 左手を翳す漆黒の機体、その砲口は俺を捉えていた――。


「……ヒルト君を、やらせないッ!!」


 その言葉と共に現れた新たな機影、打鉄を身に纏った鷹月しずねの一撃がその砲口の狙いを外させる。


「しずね!?」

「ヒルト君! ここは抑えるから早く……ッ!」

「あ、あぁ!!」


 交戦を始める二機の合間を抜け、俺はイザナギの元へとたどり着く。

 そして俺は、イザナギの装甲に触れた次の瞬間、目映い閃光がイザナギと俺を包み、脳内に軽い金属質の音が響いた。

 村雲・弐式の時以上の一体感が全身を包んだ時、俺の身には新たな機体、【イザナギ】の装甲が身に纏っていた。

『搭乗者確認――有坂緋琉人。 これより、フォーマットとフィッティングを開始します』


 そんな機械音声と共に表示されたのはまだフォーマットとフィッティングの完了するまでの時間表示だった。

 セシリアとの初めてのクラス代表決定戦を思い出す、だが懐かしんでいる場合ではない。

 俺は直ぐ様武装の確認をするが――表示された武装の全てが使用不可と表示されていた。


「……完全に素手か、だが……やるしか――」


 そう呟く俺の視界に見えたのは雅にインストールされていた様々な武装だった、それも粒子展開された状態で地表に落ちている。

 もしかすると雅が最後の力を出して武装の全てを解放したのかもしれない。

 痛みがまだ全身を駆け抜ける中、俺は手近にあったギガント・マグナムを装着する――だが、ハイパーセンサーにはerrorと表示され、ギガント・マグナムが使用出来ないという事態に。

 だが、それも束の間、『強制使用許諾システム』が発動され、ギガント・マグナムの使用が許可され、その巨大な拳がイザナギの手に填められた。

 これで少しは戦える――俺はそう思うと真っ先にしずねの救援
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