NO.0受け継がれる意志、変わらないもの前編
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「なるほど事情は分かったがヒマワリは放課後にきちんと七代目と帰った。確か12時頃だったな」
「……12時?」
「ああ、今日は午前授業だからな」
ヒマワリは午前授業でも昼から友達と遊ぶ等の理由がある場合ヒナタに午前授業であることを伝えないことがよくある。最も最近は平和で大きな事件と言えば去年の中忍試験の時くらい。そのためヒナタもその辺についてはなにも言わない。その上ナルトも一緒にいるため大丈夫であると油断した。
「油女……先生……」
三人で話をしていると一人の子供が入ってきた。確かヒマワリのクラスメイトで名前は……よくわからない。
「折鶴かどうした?」
「私見ちゃったんです七代目とヒマワリちゃんが変な人達に連れていかれるのを」
「変な人達?」
「はい、みんな額当てにキズがあって、背中には傘の模様があって……」
「それって………神楽………」
神楽。色んな里の抜け忍を集めた、犯罪組織だ。メンバーは傘の模様のついた服を着ている。
夜、皆が眠り里の中を歩くのは酔っぱらいや野良猫や野良犬位となった頃一つの影が門に向かって走っていた。
「待つってばさ……母ちゃん」
その影ーーヒナタをボルトが呼び止める。
「父ちゃんとヒマワリを助けに行くんだろ?なら俺も行くってばさ!!」
「ボルトこれは遊びじゃないのよ!!」
「悪いがここにいる連中はそれがわかってるやつばかりだ」
ボルトの影から何人もの人が出てくる。シカマル、チョウジ、いの、サクラ、サイ、サスケ、キバ、シノ、リー、テンテン。ヒナタと親しい者たちだ。
「それにそれはパパ達だけじゃないのよ」
更にサラダ、ミツキ、チョウチョウ、シカダイ、いのじんが合流した。
「ヒナタ、ナルトとヒマワリを助けたいのはお前だけじゃないと言うことだ」
暗い牢屋の中、ヒマワリが縛られていた。火影の娘であるため木の葉を狙う連中に何かされる可能性がありアカデミー以前からいくつかの護身術を身に付けていた。着ている服は基本的に長袖を来ており袖もとには口寄せの術式、靴のかかとにはクナイをまた去年ヒナタからもらった髪飾りの裏にも口寄せの術式を仕込んでいる。縄抜けも会得している。冷静ならこのくらいの縄は簡単に抜けることができる。しかし時おり聞こえる父のうめき声の影響で冷静にいられない。そのため縄抜けをできないでいた。何度も聞こえる声にヒマワリは恐怖と悲しみ、絶望に心が染められていった。
木の葉の東、ここにはかつてどこかの一族が使っていたとされる古城がありそこを神楽のメンバーがアジトとして使っている。その古城が突然爆発する。そこにシカマル達が間髪いれず攻撃を仕掛ける。見張りをしていた忍と戦闘を開始するなかその影を通ったものが何人かいたがそれに気づけた者はいない。
古城の中をボルト達が走っていた。外の襲撃の
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