ハイスクールD×D 黒龍伝説 X
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まで一方的にはならないんだよなぁ。まあ、誰が相手でもものすごい警戒されるのが基本になったからな。
「何故だ、何故アルビオンの力が通用しない!?」
「対策済みなんだよ。お前とはよく戦りあったからな。今のお前じゃあ足元にも及ばねえよ。まあ、オレの世界でも勝てないんだけどな。とりあえず、眠っとけ」
呪で眠らせて、ついでに色々とリミッターも施しておく。ギアスはさすがに同意の元でやらなければ効果は薄いので諦める。ついでにやってきた美猴もラインで縛って引きずる。いいもの拾ったぜ。
「アナザーさん、無理を承知で聞かせて欲しいのです。私の夢は間違っているのでしょうか?」
昼間のカビの生えた爺共の言葉で迷いが出たか。オレの世界ではオレの状態が酷かったせいでそっちの方に気をとられることはなかったのだがな。さて、どうするか。言うべきか、言わざるべきか。悩んだときはサイコロの神様に聞くのが一番だな。特製のサイコロを取り出した投げ渡す。
「4以上が出れば未来を話そう。3以下なら未来のことを交えずにオレの私見を話そう」
甘いよなぁ〜。甘いんだけど、折れる姿は見たくない。これはオレのエゴだ。そして、出た目は4。
「オレがいなければ致命的な失敗になっていた。想定が色々と甘かった。焦り過ぎであった。苦い思い出だ」
「何が、あったのですか」
「1期生、2期生の卒業生の大半によるクーデター1歩手前まで行った。そして、オレが秘密裏に一人残らず殲滅することで何とか難を逃れた。しかし、そのことにショックを受けた君は学園を閉鎖した。改革ってのは下だけ、上だけではダメなんだ。上と下両方が変わらなければならない。オレたちは致命的なミスをした。後にそれはあのクソ爺共が裏で手を回していたのが判明し、騒乱罪として7家が没落することになる。その後、色々とごたごたあるが割愛。今は小さな私塾を開いて、そこから再び歩き出しているところだ」
オレの世界での事件を聞いて、へたり込んでしまうこちらの世界のソーナ・シトリー。あの時程とは言わないが、それでもそんな姿は見たくなかったな。
「いきなり、でかい学校なんてやるべきじゃなかった。教師も新人ばかりでノウハウもない。魔術を専攻して教えていたせいで道徳心の育成にも力を入れるべきだった。何より、他者の悪意を甘くみすぎていた。油断がオレたちを殺しにかかった。オレが殺した中にはオレ自らが教えていた生徒もいた」
「......そうですか。やは「だがな、間違っていたなんて思っていない」えっ?」
「確かに後悔はしたさ。それでも、必要だと分かっているからこそ天使も堕天使も似たようなことをしている。悪魔とは環境が違うせいか今の所大きなミスはなかったが、オレたちの事件が起こった後に徹底的に欠
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