ハイスクールD×D 黒龍伝説 X
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趣味ではないですね」
「おいおい、全く分からなかったぞ。何処をどうやったらあいつがお前みたいになるんだよ」
「経験と役割の差って奴ですかね。主の邪魔になる者を内密に排除するのがオレの役目なのでね」
それだけを告げてアザゼルが振り返る前に影に再び飛び込む。これでオレの強さを印象付けられただろう。全く、手間がかかる。
ギャスパーの部屋に配置しておいた分身体が敵を排除してしばらく経つと向こうの世界の時と同じで襲撃を仕掛けてきた。分身体にギャスパーを連れてくるように思考を一時だけリンクさせる。さて、話ではここでカテレア・レヴィアタンが来るはずだったな。
「すまないがアナザー君、外の魔術師たちを任せても良いかい?」
おや、そうきたか。まあいいや、ラインは既に繋いであるから呪い殺そう。
「10秒で十分ですね」
解呪の葉巻を吸い、透明なラインを通して外にいる魔術師たちを呪殺する。きっかり10秒で外の音がなくなる。全員が驚いている中、生徒会室の扉が開かれ、分身体のオレが禁手化状態でギャスパーを担いでやってくる。
「外の気配が静かに消えたと思ったら呪殺したのか」
「手っ取り早いだろう。そっちも問題なかったようだな」
「いや、もう驚いて泣いて命乞いしながら神器を暴走させて大変だったから気絶させて連れてきた」
ギャスパーをラインを並べて作った即席のベッドに寝かせてから分身を解除して芯にしていたグラムを体内に回収する。
「今のは、使い魔?いや、ドッペルゲンガーか何かか?」
「秘密だ。まあ、オレの見せ札の一枚とだけ言っておこう」
ギャスパーの様子を見るふりをして背中を見せれば、予想通り簡単に釣れた。わざとそのまま殴られて生徒会室の窓を突き破って校庭に落ちながらも、呪でマーキングを施す。ヴァーリはイッセーとオレを鍛えるのにちょうどいい練習台になるからな。ここで首輪をつけておけば先が楽になる。
「ふむ、こちらでもオレの敵になるか、ヴァーリ」
「ふん、それが分かっていてわざと背中を見せた癖に。何を考えている」
「何、便利な小間使いが欲しくてな。首輪を付けて調教してやるよ、白龍将」
「白龍将?」
「オレの世界で天龍の名を剥がされた貴様の名だ。皇と王と帝、それらは許そう。竜に龍、無論これらも許そう。だが、組み合わせるが許されるのはオレのみ!!天を征するのは毒と呪の天龍、黒蛇龍王ヴリトラだ!!地面に這いつくばれよ」
既に呪のマーキングと共にラインは仕込んである。あとはそこにオレの周囲の重力を吸い上げて流し込むだけだ。ほう、まだ耐えるか。なら旧校舎一帯の重力もプラスだ。地面に這いつくばるヴァーリを足蹴ににやにやする。向こうじゃ手の内がばれてるからここ
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