ハイスクールD×D 黒龍伝説 X
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余裕でしたね。ちなみにオレが悪魔に転生したのは約1ヶ月後です。おそらくですが、こっちとここの世界の相違点はオレが起こした影響のみだと思います」
「なぜ、そう思うんだい?」
「オレの記憶する限り、相違点がそれしかないからですね。例えばそこにいる兵藤一誠、左腕が龍の物になっていますよね。おそらくは、ライザー・フェニックスとの戦いで強制的に禁手化するために対価としてドライグに捧げた。違うか?」
「そうだけど、向こうのオレってそんなことしていないのか?」
「ああ、なんせライザー・フェニックスとの戦いにオレが参戦して倒しているからな。くくっ、なかなか面倒だったがほぼ完封だ」
「「あのライザーを完封!?」」
グレモリーさんとイッセーが驚いている。向こうのイッセーも今では普通にライザー位簡単に倒せるけどな。
「まっ、そういうわけでオレが関わった件に関しては大きく変わっている可能性が大ってところですね」
オレの言葉にこちらの世界のオレが尋ねてくる。
「何が、何がこれだけの差を生み出したんだ」
「何もかもだな。家族は?」
「えっ?」
「家族構成だ」
「オレと両親だけど」
「オレには妹がいた。1年と生きられなかったがな」
「えっ?」
「虐待を受けていたんだよ。生き残るために幼少期にオレは神器に目覚め、生きるために妹を犠牲にした、してしまった!!生きるという意味をわずか4歳にして理解してしまった。そして妹を殺した事実に10年以上苦しむことになる。オレとお前の差はそれだ。埋めることなど無理と思った方がいい」
虐待という言葉にこちらの世界のオレはひどくショックを受けている。
「どうやら、こちらの世界のオレの両親は良い親なのだな。羨ましいよ」
「ほ、本当に親父とお袋が?」
「オレとお前は似ているようで違うんだ。大切にしてやれ。オレの方は塀の向こう側だし、縁も切った。オレの家族は妻子と義理の父と母だけだ」
「すまん!!」
「気にするな。もう決着がついたことだ。他に何か聞きたいことはあるか?ああ、未来に関しては話すつもりはない。宛てにされても困るからな。状況は似ているが、全く同じになるとも限らないからな」
「そうだね。それに何が正しいかなんて決めることもできないはずだ。だからこれからのことを決めよう。君はこれからどうするんだい?」
「無論、元の世界への帰還を目指します。次元の狭間を経由してここに来た以上、もう一度次元の狭間を経由する必要があります。次元の狭間への道を開くのは容易ではありませんが、半年以内にそれが開かれる機会に恵まれる可能性がありますのでその時までは一悪魔として協力させていただきます」
「そうしてもらえると助かるよ。何か要る物は
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