暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1050話
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組織って訳じゃないんだから、向こうの人事をこっちがどうこう言える訳もないだろ。それに、ここまで言い切ったんだ。もし天ヶ崎が何かを企んでいた場合、その責は全て関西呪術協会へと向かう。向こうもそれくらいは承知の上での行動だ」

 暗に何か騒動が起きれば、それは関西呪術協会のせいだと告げると、それを理解したのだろう。天ヶ崎の頬がヒクリと動き、詠春もまた苦笑を浮かべて頬を掻く。

「ま、もしそんな事になった場合……下手をすれば、関西呪術協会どころか京都その物が消えるかもしれないんだ。その辺に関しては十分理解して行動してくれ」
「……ええ。では早速ですが、協会の方に行きましょうか。ここでこうして夏の京都を楽しむのもいいのですが、やはり暑いですしね」

 汗を拭く詠春だが、その汗は先程の俺の言葉ではなくこの暑さによるものだろう。……多分。
 ああ、なるほど。天ヶ崎がああいう開放的な格好をしているのも、実はこの暑さ対策だったりするのか?
 個人的には京都ならではのデザートとか食べてみたかったんだが……その辺は関西呪術協会に期待するとしよう。
 一応こっちは向こうにとって色々な意味で重要な取引相手になるかもしれないんだ。食事に期待してもおかしくないよな?
 そんな風に考えつつ、この場にいる面子は詠春の用意したバスに乗って移動を開始する。
 バスの中はエアコンのおかげで過ごしやすかったが、冷たい京風デザートとかが出てこなかったのが残念だった。
 いやまぁ、冷蔵庫付きのリムジンとかじゃないんだから、それは当然だろうが。
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