マントヒヒ+サツマイモ=マグカップ36個
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セルである。
「俺が独自に調べておいた情報によると洛陽は平和らしいですよ。」
「え、でもでも…」
中々納得しそうにないので竹簡をぽいと放り投げた。
それを読んだ孔明たちは赤くなったり青くなったりで驚いてることがとにかくわかる。
多分、孔明たちも独自の情報網はあるんだろうが、内政に掛かりきりで大した情報を持ってないんだろう。
「なら助けないと!」
「その必要はないかと、自業自得ですし。」
あっさり言う俺が癪に障ったのか、突っかかてきそうになる劉備を手で制す。
こういう時に女に主導権に握らせるとこっちが正しいのに何故か叩きのめされるからな。
なるべく温和な雰囲気を出しながら宥めるように話す。
「黄巾の乱のときに董卓の名を聞きましたか?」
「えっと…呂布さんって言う凄い人の主なんだよね?」
「他には?」
それを聞くと劉備は黙ってしまった。その他大勢は空気を読んでか押し黙っている。
曹操は地域一帯の黄巾を追い出したって聞くし、袁家は数に任せて黄巾を討ち取った聞く。
有名どころはそれくらいだ。あと袁術の客将の孫家か。そして公孫?。そんぐらいである。
「そう、大したことしてないんですよ。」
「えっと宦官を…」
「殺ったのは袁紹ですよ。董卓は帝を保護したくらいです。」
それも充分すごいんだろうけど、それじゃ美味しいところだけ持って行かれた袁紹はどう思うだろうか?
いや袁紹だけじゃない、他の諸侯もいい気分はしないだろう。
恨まれて当然である。何せこのご時世だ。それくらいのことを予想できない奴が悪い。
それかこれも計算のうちなのだろうか?だとしたら史実以上に董卓は厄介かもしれない。
「劉備殿、相手は自分の兵力を温存して漁夫の利を取った強かな連中です。そんなのに加勢したら我々は都合の良い様に利用されてしまうのではないでしょうか?」
「……」
頭を抱える劉備。何を考えているのかはわからんが、早々に決めてほしい。
小難しいことくっちゃべったが、呂布と戦いたいだけなのよね(ゲス顔)
「行こう。」
「桃香様…!」
「結局、ここで悩んで何もしないのはダメだと思うの。自分の目で、私は確かめたい。」
キリッとした感じで言い切ると、周りが感激したように騒ぎ出す。
関羽なんかは目に涙を滲ませるくらいだし、孔明たちはどこかホッとしていた。
「ですが少し問題が…」
「糧食のことなら、5万の兵が半年は行軍できる量なら今すぐ準備できますよ。」
「あ、解決しました(白目)」
こうして俺ら劉備+村人達は5万の兵を引き連れ連合に向かうのであった。
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