海合宿!!
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の前で手を握る。
「あぁ!!ナツが2人いる!!わーい!!」
「ルーちゃん!!ヒック、ナツが2人もいるわけないじゃん!!ハハハハッ!!」
どうやらルーシィさんはナツさんが2人に見えるほど酔っているらしい。う・・・ウェンディは?
「シリル!!」
「どわぁ!!」
ウェンディの様子を確認しようとしたら、そのウェンディが俺に飛び付いてきて俺はバランスを崩し転倒する。
「ウェンディ!?」
「う〜ん、シリルも飲むでしょ?お・さ・け♪」
ウェンディはさっきまでビールを持ってたはずなのにいつの間にかお酒の瓶を持っていた。てか俺ら年齢的に飲んだらダメだぞ!?
「ウェンディ!!落ち着いて!!」
「えぇ?私のお酒が飲めないのぉ?」
ウェンディは俺に顔を近づけてくる。なんか酔っぱらっていつもよりガードが緩い分可愛さが増してるような・・・
「って、そんなのに負けてたらまずいって!!」
誰かに助けを求めようとしたが、グレイさんはジュビアさんに飲み込まれてるしドロイさんとジェットさんはエルザさんに斬られそうになってるしナツさんはルーシィさんをゴロゴロってしてるし・・・
「だぁー!!これは妖精の尻尾存亡の危機だ!!男ども集まれ!!作戦会議だ!!」
ナツさんはこの状態をまずいと判断したが時すでに遅し。
ハッピーはシャルルにロバ扱いされてるしグレイさんはもうジュビアさんに飲み込まれるのも時間の問題だしドロイさんとジェットさんはエルザさんに踏みつけられてるし・・・
「ほらぁ、シリル〜」
ついにウェンディは俺におちょこを手渡してきた。ええいっ!!もういいや。
「す・・・少なめで・・・」
「は〜い♪」
俺は意を決してウェンディのお酒を飲むことにした。きっと将来はこうなると思うし、これはその練習だから!!問題ない問題ない。
ウェンディはおちょこにお酒を注ぐが・・・
「ウェンディ?」
「な〜に?」
「こ・・・こぼれてます・・・」
ウェンディは酔いすぎて前が見えてないのか、おちょこにいっぱいいっぱい入れたはずなのになおもお酒を注ごうとしてくる。畳が濡れるから!!
「そのお酒の量が私の愛情だよ!!」
「もう意味わかんねぇ!!」
ウインクしながら訳のわからないことを言うウェンディ。これ明日とか絶対覚えてないだろ?
「さぁ、どうぞ」
「いただきます・・・」
俺はおちょこにいっぱいいっぱい入ったお酒を飲む。うっ!苦い・・・
「美味しい?」
「うん・・・」
「じゃあ、どんどん飲んでね?」
ウェンディはそういってまたお酒を注いでくる。彼女たちの酔いが覚めるまで、このカオス状態は続いたのは言うまでもない・・・
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