海合宿!!
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「ありがとうございます!!」」
俺たちは風詠みの眼鏡をつけてさっそく魔法書を読んでみる。オオッ!!こんな感じで読めるのか!!
「ん?」
その中にある魔法で俺はあることに気づく。この魔法陣・・・どこかで見たことがあるような・・・
「エドラス・・・あ!!」
その魔法陣はエドラスの俺がドロマ・アニムに向かって使った魔法陣に似ていた。名前は・・・雲竜水?
「あとでこれの修行でもしてみるか」
俺はそう呟く一番気になっていた魔水晶の使い方のページを読む。
その使い方に1つ興味深いものを見つける。
「相手の魔力の流れを見極め、動き、魔法の強さ、種類を見切る。さらにはその魔力の流れを自らのものに出来ればその魔法に“似た”魔法を使える・・・可能性がある」
最後の一文に少しガッカリする。可能性があるってだけかよ・・・でも、相手の動きとか魔法の技の強さが分かれば、戦うのがかなり楽になるんじゃないか?
「やり方やり方・・・」
どうやったら相手の魔力の流れを見極めることができるのかやり方を探してみるが、どこにも載ってない。
「なんだよ・・・自分で考えろってことか?」
なんでもヴァッサボーネに頼らずに自分で成長するのも大切ってことか、上等!!
「さっそくやってみるか!!」
俺はそう決意し、他の修行している皆さんの元へといってみることにした。
その日の夜・・・
「結局できなかったな・・・」
俺は昼間、ナツさんやグレイさんたちの魔力の流れを見極めようと奮闘してみたが、あまり感覚の掴めないまま1日目が終了してしまった。まぁ、1日でなんとかできるとは思ってなかったし、3ヶ月もあるんだ。最初の1ヶ月で魔力の流れを見極めて、次の1ヶ月で滅竜魔法『雲竜水』を覚えて、最後の1ヶ月で2つをより磨き上げればいい。
「しっかし、ボロい民宿だなぁ」
今俺たちは3ヶ月間泊まる宿に来ている。ジェットさんはその宿を見てそう言う。
「そういや、前にアカネビーチに来た時ってすっげぇホテル泊まったよな?」
「忘れたのか?あれはロキがチケットくれたから泊まれたんだろうが」
ナツさんとグレイさんは以前にもここに来たことがあるらしい。すっげぇホテルってどんなのかな?気になる!!
「まぁ、今のうちのギルドじゃあ予算的にもここでもいっぱいいっぱいだよ」
「いいじゃないですか、こういう宿も俺は好きですよ」
ドロイさんと俺がそう言う。ここの宿は温泉もあるみたいだし、いいところだと思いますよ。
「んなことより腹へったぞ」
「俺もです」
「おし!!食いまくるぜ!!」
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